そんな自己満足のために彼女とも別れた。

お前なんて大っ嫌いって言った。

そしたらさぁ、人を愛せない人に人の心に響くものは作れないって言われた。

うるせぇ、俺は音楽に逃げるんだ。


綺麗な曲がやりたい。汚い曲がやりたい。

でもどれも愛なんていらない。

愛なんてわからないくせに歌うやつらを嘲笑う音楽を歌うんだ。

でも愛とか恋とか俺は上辺では歌うよ。

わかりもしないことをわかったようにふるまって、俺もみんなと一緒だよ。みんなの気持ちよくわかるよ。って吐き気のするような共感を広げる気味の悪い歌をつくるんだ。


そんで心の中では世界中のみんなが死ねばいいって思ってやる。

そうやって音楽で人をだましてやる。

いつかそうやって音楽で自分にとどめを刺してやる。