私が交通誘導警備員をしてた頃の思い出。場所は桜が有名な徳島県の神山森林公園です。

10年くらい前のゴールデンウィーク。新緑祭りの警備に行った時のこと。子供参加のイベントがあり家族連れで賑わっている。

公園入口で交通整理。道路を挟んで駐車場。人が押し寄せる。必要に応じて車を止め渡って頂く。人も車も結構多くて忙しい。

その忙しい最中に、私の道路向いの公園入口にかき氷の屋台が設置されました。


かき氷機一台に氷の入った大きいクーラーボックスが一つ。たったそれだけ。椅子にバイト風のヒョロっと青年が一人で座っている。

簡易な屋台である。一緒に来た業者は、設置が終わるとすぐ軽トラで帰ってしまった。

仕事をしつつチラチラ様子見。みんな素通り。さっぱり売れず。バイトの青年はやる気なし。あくびなぞしつつ、ぼーっとしている。

午前中売上は二つだけ。あらまぁ、このまま売れないのも面白い?など思っていました。

お昼過ぎ子供向けのイベントが終了。公園内の浅い池で魚のつかみ取りみたいなイベント… 

*だったかな?よく覚えていないけど。

参加の家族連れが大挙出てくる。かき氷の屋台が気になる。またまた様子見。素通りかな。

子供が一人、親にせがんでかき氷を注文。

おっ!売れた売れた!と楽しんでいたら、それが合図か呼び水か!かき氷がどんどん売れ出す。いつの間にか長蛇の列になっている。

結局かき氷は夕方まで売れ続ける。バイトの青年は大忙し。最後は氷が無くなり店仕舞い。あまりの売れ行きにバイトの青年は苦笑い。

いやいや凄かった… 私も苦笑いである。

感想は二つ。一つ400円で少なくとも100個は売れている。かき氷の原価なんて安いモン。当たるとおいしい商売だということ。

それと一人買うと呼び水となり、みんな買うという現象。見て楽しいけれど怖い気もする。みんなするから『しなければ』群衆心理?

浅く思えば滑稽に、深く思えば怖い気も、今思うはどうでもいいや!ただの思い出である。