⭐PART⑪
もちろん人間の歴史も暴力三昧である。
生きるため、子孫を残すため、自分自身のため、手っ取り早く奪うため、支配するため、欲望を満たすために、暴力行為をしてきた歴史。
でもむしろそれは自然なこと。普段の生活をほんの少し考えてみても… そうなんですよ。
食べ物なんて全てそうである。ブタや牛の肉を毎日食べるし、魚を釣って食べている。
生息地や縄張り争いもそうである。住み良い水の豊富な平野や盆地は、人間が他の動物を追い払って占領していると言っていいだろう。
そして同種同士の殺し合い。戦争なんて愚かな行為をするのは人間だけだ!なんて言うが、そうでもない。他の動物にしても日常茶飯事。
オオカミは、縄張りに侵入したよそ者のオオカミを容赦なく殺してしまうらしい。また、
クマやライオンには、自分の子孫を残すために、オスが子連れのメスの子供を殺してしまう。可愛いミーアキャットもそうだ。
ため池にて、魚を食べ尽くしたブラックバスは共食いをするらしい。タチウオも共食いをする。確かカメレオンもそうだったかな。そうです。
ホントに枚挙にいとまがない。
全ての種なのかは知らないが、少なくとも人間だけじゃない。地球にいる生命にとって『同種同士で殺し合う』なんて普通のことなのだ。
⭐PART⑫
ならば現状このままでいいのか?ロシアのウクライナ侵攻やアフリカの民族紛争など、今も戦争は絶えない。テロ事件も頻発している。
2023年8月に書き始めたこのブログ。ダラダラ続けている間に、ハマスの奇襲攻撃からイスラエルによるガザ地区への軍事侵攻が始まった。
ハマスの一般市民無差別殺害に人質拉致。イスラエル軍の避難場所や病院への空爆など。報道されない残虐非道な行為もあるだろう… なぜ?
如何なる理由も正当性もない。かつて日本も同様の行為を、中国やアジア各地で行っていた。
私がもし戦場の兵士ならと考える。
過酷な戦場、いつ死ぬか分からない。なぜこうなったかも分からない。でもしょうがない。
非日常の極限の現状を頭に浮かべる。
戦況不利でのバンザイ突撃。一般市民への虐待に暴行にレイプなどの人権蹂躙。そして惨殺…
私もしてしまうのだろうか?
上官の命令だから、みんなしているから、どうせもうすぐ死ぬのだから、それもあるけれど、
でも本当に怖いのは、そんな行為をしてしまうのか?ではない。するのか?でもない。そんな残忍な行為をしたくなるのではないか?である。
私には全く現実的な話ではない。
おそらくこれからもない。だから絶対にすることはない。でももしそんな状況下に私が置かれたとしたら、したくなってしまうのだろうか?
80年前の先の大戦、さほど昔ではない。戦場に行った兵士の多くは普通の人々である。そんな風に思えば、何とも怖くなってしまいます。
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