養老孟司著『バカの壁』の感想文の続き

では Y= X( α =1) という理想への、
具現化のための考察を続けます。①で書いた二つ目、自分の居場所以外の環境を認識すること。そして理解すること。

これが… 簡単なようで難しい。

テレビのニュースを観るだけとかの、
情報や知識だけでは、認識はできても、絶対に理解などできないと思うからです。

逆に情報や知識だけで、認識も理解もできていると思うことは由々しきことです。

これはまあね… よく聞く話です。

一応書いておくと、テレビで観る事件事故等のニュースは、その映像を観たという事実のみで、実際には経験はしていないし、事実かどうかは厳密には分からない。

さて… いろいろ思考。これなら… を一つ。

自分にとって居心地の良い場所から、
無理矢理にとか、もしくは必要に迫られずに他の世界を経験することは、それほど効果的ではないと私は思っています。


むしろ居心地の良い場所にいて、
何でもいいから一つのことを極めてみることが大切だと感じています。常に上へ上へとの向上心を持ち続けることかな。

ある程度の高みまで到達すれば、
それ以上を望むは、必ずや他の環境や世界が絡んでくる。つまりその道を極めんと欲すれば、自然と他の環境や世界の認識と理解をする必要が生じるという訳である。

イメージとしては… 

壁に囲まれた小さな世界で、何か一つ極めてみたいことを見つけ頑張ってみる。

上に上に高みを目指していると、
囲まれた壁の高さを超える時が来る。すると見える他の世界。初めて他の世界を認識する。そして初めて意識する。

意識してしまうと、それ以上高みを目指すには、それまでの単純な頑張りだけでは不充分となり、様々な要素が絡んでくる。

こんな感じでしょうか?

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