一番古い記憶は小学校一年の時。
春の頃、田植えの終わった水田。学校帰りに眺めていたら、小さなフナが泳いでいた。

捕りたいなと思い、家からアミを持ち出しすくおうとしたが、上手くいかない。

小ブナが田んぼの真ん中に逃げてしまって、アミが届かなくなるからである。

そこで目をつけたのが、田んぼから側溝への流し口。薄い敷居板。取ると水が勢いよく流れ出る。しばらくすると、小ブナが引き寄せられて出ていくのが見えた。

そこで出口にアミを設置。小ブナがどんどん捕れた記憶があります。

*そんな記憶。実際には… わかんない。
*考えられるとすれば、小ブナは水流に惹かれ、田んぼから出ていきたかったのでしょうか?


「こら~!」

農家の人が走ってくる。
そりゃ怒るわ!せっかく満たした田んぼの水を、どんどん抜かれていくんだから。

親も来て一緒に謝った。
今も鮮明に覚えています。親以外に怒られたのは多分初めてだと思います。

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