家に遊びに来る地域猫3匹を相手するのに忙しく、先週はブログ更新サボってしまいました。

 秋のGⅠシリーズ第一段スプリンターズS。狙うべき血はダンチヒ。中山芝1200㍍は、2014年の路盤改良後、血統傾向は激変したがダンチヒの血が有効なのは変わらず。路盤改修後の2014年中山第4回開催以降の中山芝1200㍍オープン戦は18レース。内ダンチヒ系持ちが馬券に絡んだのは11レース。全3着内馬54頭中16頭が父か母父、母母父にダンチヒ系を持ってはります。但し、注意すべき点は、馬券になったダンチヒ系持ちは殆どが人気上位馬であること。中山1200芝でダンチヒ系持ちを狙う場合は、穴狙いするより、ダンチヒ系持ちの人気馬は軸馬として信頼度が高いというアプローチが正解。これはスプリンターズSでも同様。

2001年
2番人気2着メジロダーリング→父ダンチヒ系
2002年
1番人気2着ビリーヴ→母父ダンチヒ
2008年
6番人気3着ビービーガルダン→父ダンチヒ系
2007年
2番人気2着ビービーガルダン→父ダンチヒ系
2015年
1番人気1着ストレイトガール→母母父ダンチヒ系
2016年
2番人気2着ミッキーアイル→母父ダンチヒ系

 ダンチヒ系持ちで連対しているのは1、2番人気ばかり。今年、これに該当するのがメラグラーナ。


メラグラーナ
父Fastnet Rock(ダンチヒ系)※
母父Secret Saving(ミスプロ系)
母母父Vain(フェアトライアル系)


阪神競馬場ちゃいまっせ。

↓フレミントンて書いてますやろ。

↓観客も芝の上。気持ちよい。

↓ブックメーカーの馬券売場。豪州の馬券オヤジども。この辺は日本の競馬場と同じ空気。第7RがGroupⅠのMakybe Diva Stakes(マカイビーディーヴァステークス)。優勝したのはニュージーランドのHumidor 。単勝13.7倍もつきました。

パドックは会員しか入れんから写真撮れず。
 阪神内野陣の下手糞ぶりに頭に来て先週はブログ更新する精神的余裕なし。あのザル内野でリーグ2位は奇跡に近い。阪神の投手陣、あの内野をバッグによう頑張ってるで。

 競馬は3日開催。最終日にトライアルレースとしては一番面白いセントライト記念。台風接近で道悪確実。ムズいレースがよりムズなった? 然にあらず。東京や京都の道悪は血の傾向が変わるが、中山の道悪はタフなコースがよりタフになって“中山向きの血”の信頼度が増したと考えるべき。で、セントライト記念で最も重要な血はロベルト(Roberto)。

2001年
5番人気1着シンコウカリド→父Silver Hawk
1番人気2着トレジャー→父Brian's Time
2002年
4番人気3着チャクラ→父マヤノトップガン
2006年
6番人気3着ピサノパテック→母母父Roberto
2007年
1番人気1着ロックドゥカンプ→父Red Ransom
14番人気3着スクリーンヒーロー→父グラスワンダー
2008年
1番人気2着マイネルチャールズ
2009年
4番人気2着セイクリッドバレー→父タニノギムレット
2012年
14番人気2着スカイディグニティ→父Brian's Time
2013年
3番人気1着ユールシンキング→父シンボリクリスエス
2015年
9番人気2着ミュゼエイリアン→父スクリーンヒーロー
2016年
1番人気1着ディーマジェスティ→母父Brian's Time
2番人気2着ゼーヴィント→母父Brian's Time

  父ロベルト系が10頭も馬券に絡んでます。昨年は1番人気2番人気やが母父ロベルト系のワンツー。唯一の父ロベルト系ネイチャーレッドも12頭立て11番人気で4着やから、やはりセントライト記念でのロベルトの血は有効。そう言や一昨年も父ロベルト系のウイングチップが14番人気で4着に来てる。その前はナンヨーケンゴウが12番人気で4着。父ロベルト系は泡沫人気でも無条件で3着付けしといたほうがええかも知れまへんな。
 さて、今年の登録馬、ロベルト系持ちは5頭。父ロベルト系3頭、母父ロベルト系2頭。

父ロベルト系
サンデームーティエ
ブラックギムレット
地ブラックロード

母父ロベルト系
サトノクロニクル
クリンチャー

 父ロベルト系ではサンデームーティエが狙えそう。

●サンデームーティエ
 父タニノギムレット(ロベルト系)※
 母父Opera House(サドラーズウェルズ系)
 母母父Halo(ヘイロー系)
 母母母父Under Standing(テディ系)
  特記…母母はSSの全妹

 道悪必至やから、母父がサドラーズウェルズ系というのは大いに力になる。良発表やったが緩い馬場やった昨年の勝馬ディーマジェスティは母母父がサドラーズウェルズ。抑、セントライト記念に於けるサドラーズウェルズ系の血は馬場状態問わず有用であるからして、良馬場でもサンデームーティエは狙える1頭なんやが、道悪ならより狙いやすい。厚い印を授けるべし。
 母父ロベルト系では、人気しそうなサトノクロニクルよりクリンチャーのほうがセントライト向き。

●クリンチャー
 父ディープスカイ(SS系)
 母父Brian's Time(ロベルト系)※
 母母父Danzig(ダンチヒ系)
 母母母父Kris(シャーペンアップ系)

 スプリンターやった半兄ワキノブレイブは父マイネルラヴ。引き合いに出すのは無意味。クリンチャーの父ディープスカイの父は、セントライト記念で3頭の産駒が1着3着1着のアグネスタキオン。すみれS圧勝から直線の短い2200㍍はベスト条件。積極的な競馬で皐月賞4着なら十分勝ち負けになる。4カ月ぶりで先を見越した仕上げのようやが、それで人気が下がれば嬉しい。
 2番人気候補のサトノクロニクルはサトノラーゼンの弟。兄はこのレース、1番人気で7着。ディープインパクトからハーツクライに替わってどうなるか。中山2200の水仙賞で最速の上がりを繰り出しながらもイブキあたりに先着されてしまったのはコース適性の差。京都新聞杯2着がサトノクロニクルの本質ならば、ここは過信禁物。押さえまでとしたい。