最重要の血→Roberto
要注意の血→Never Bend、Sadler's Wells(=Fairy King)


🐎タニノフランケル
父Frankel(Sadler's Wells系)
母父タニノギムレット(Roberto系)
母母父Rousillon(Never Bend系)

 母ウオッカは、Caro系のスピードが内在するタニノギムレットが父。また、トウショウボーイからPrincely Giftのスピードも補給されしばしば逃げ馬としてレースをした。父FrankelはSadler's Wells系だか、Danzig系の母父が母ウオッカのスピードを強調する形になっている。故にタニノフランケルは現状典型的な中距離の逃げ馬として存在している。

 3勝全て逃げ切り勝ち。前走と3前走の勝利は2着馬を4馬身ちぎる圧勝。共にスローの単逃げで評価されにくいが多少速い流れになってもゲートを普通に出てマイペースさえ叶えば簡単には止まらないだろう。スピードが前面に出ているが本馬の本質はスタミナとパワーにある。中山芝2200㍍は最高の舞台。差しを試みて3着に終わった水仙賞と出遅れて前半無理した京都新聞杯17着を判断材料にするのは間違い。また、ジェネラーレウーノにつつかれる、とか、競り合いになるとかは考えないこと。

◎→タニノフランケル