過去5年の3着内馬15頭中7頭がディープインパクト。3勝、2着2回、3着2回。4年連続連対。ディープインパクトの強いGⅠであることは間違いない。が、しかし、今年のディープインパクトは不安な要素あり。
これまで馬券に絡んだディープインパクト産駒は
ドナウブルー(母父ダンチヒ系)
トーセンラー(母母父サドラーズウェルズ系)
ダノンシャーク(母父ニジンスキー系)
フィエロ(母父ダンチヒ系)
ミッキーアイル(母父ダンチヒ系)
皆、母父か母母父が芝に於ける主要ノーザンダンサー系。今年のディープインパクトは、サトノアラジン、サングレーザー、ガリバルディ。サトノアラジンは母父がストームキャット系やから主要ノーザンダンサー系やが、ストームキャットの血はは東京マイルでは積極的に買わなあかんが京都マイルではそれほどでもない。マイルCSで父系として2頭の勝馬を出してはいるが、母方でのストームキャットは出走頭数が少ないとは言えいまひとつな感じ。京都マイル重賞で馬券に絡んだ母方にストームキャット系持ちは京都金杯2着のグラスワールド(父ラーイ)だけ。後に安田記念を勝つサトノアラジンもマイルCSでは母父ダンチヒ系と母父ニジンスキー系の2頭のディープインパクトに先着され5着が精一杯やった。まぁ、直線での不利がなかったら圏内やったかも知れんが不利を受けたのはサトノアラジンだけやないしな。
サングレーザーの母父デピュティミニスターも主要ノーザンダンサー系ではあるが芝ではダンチヒやニジンスキーよりも見劣るのは明らか。母父、母母父ともノーザンダンサー系ですらないガリバルディは論外。というわけで、サトノアラジンとサングレーザーを軸にするのは危険がいっぱい。頭で買うにしても押さえまで。