ディープインパクトは過去5年で4勝2着2回。内回りでも京都はやはりディープインパクト。秋華賞で馬券に絡んだディープインパクト産駒6頭には皆3番人気以内ということ以外にも共通点がある。6頭全てが母父か母母父がマイラーっぽいスピードを兼ね備えたノーザンダンサー系ということ。ヴィルシーナ、ヴィブロス姉妹は母母父Nureyev。ミッキークイーンの母父Spinning Worldがヌレエフ系。ヌレエフはダート的パワーのイメージだが芝に於いてはマイラー的スピードの味付けをする。ショウナンパンドラの母父French Deputyもそれに近い。ジェンティルドンナの母父Bertoliniはマイルでは欠かせないダンチヒ系。父ハーツクライやがヌーヴォレコルトが母父ダンチヒ系、母母父ヌレエフ系。クイーンズリングは父マンカフェやが母父ダンチヒ系。スマートレイアーの母父はスタミナ色の強いホワイトマズルやがダンシングブレーヴ系のスピードを兼ね備えてることはよく知られております。スタミナ型SS系にマイラー的スピード型ノーザンダンサー系の配合馬の好走率が高いということです。
 以上のことを鑑みて今年の登録馬を見ますと、先ず目がいくのはディープインパクト×Pivotalのファンディーナ。母父Pivotalはヌレエフ系。母母父がボールドルーラー系というのも悪くない。Pivotalがスプリント志向やったことは気にせんでよし。

ファンディーナ
父ディープインパクト
母父Pivotal(ヌレエフ系)※
母母父A.P.Indy(ボールドルーラー系)

 1番人気はアエロリットに譲るかも知れんが血の信頼度はファンディーナのほうが遥かに高い。兄ナムラシングンは父ヴィクトワールピサで京都芝1-2-1-1。父ディープインパクトなら京都芝での安定度は兄以上。道悪も問題ない血筋。◎はファンディーナで決まり!