淀…今回は週刊競馬ブックの血統アカデミーと殆ど同じ見解。グランプリ父系のロベルトで勝負したい。グレイソヴリン系持ちとファイントップ系持ちがおらん今年は父系勝負でええと思う。
仁川…父ロベルト系はゴールドアクターだけ。ゴールドアクター→◎でっか。
淀…グランプリレースに於ける底力と言えばやはりロベルト系やろ。1番人気のSS系を負かすのはロベルト系しかおらん。スペシャルウィークを負かしたグラスワンダー、父スペシャルウィークのブエナビスタを負かした父グラスワンダーのアーネストリー。
仁川…サクラメガワンダーはSS系のドリームジャーニーに負けてますやん。
淀…ドリームジャーニーはSS系でもステイゴールドやろ。SS系のグランプリ父系やん。それに1番人気のSS系ディープスカイには勝っとる。
仁川…今年のステイゴールドはレインボーラインがおりまっせ。
淀…そやからレインボーラインは○の予定。
仁川…ほな、現役最強馬キタサンブラックは▲?
淀…キタサンブラックが現役最強馬? グランプリ勝っててない馬を最強馬と呼ぶのには断固反対する。今回もキタサンブラックは勝てん。2着までや。そやから印は△1個とする。
仁川…頭では買わんてか?
淀…買うてたまるか。
仁川…大阪杯勝っとるからコースも問題ない。サトノダイヤモンドおらん今回はチャンスちゃうか。
淀…同じ内回りでも2000㍍と2200㍍では違う。それに、メンバーが厚かろうが薄かろうがグランプリは独特ですよって。去年、牝馬に負けとる馬が、サトノダイヤモンドがおらんから言うてデカい顔するのはチャンチャラおかしいで。キタサンブラックがグランプリレース3着3着2着と勝ててないのは偶然やない。キタサンブラックはグランプリで勝てる血やないねんで、きっと。
仁川…ゴールドアクターに◎を打つのはええがキタサンブラックを頭で買わんというのはギャンブル過ぎるで。
淀…1番人気のSS系を破るのがグランプリレースに於ける悪役ロベルト系の仕事。そのロベルト系を◎にした以上は1番人気のSS系を頭で買うわけにはいかんのである。
仁川…ゴールドアクターは阪神が初めてやが。
淀…そやから期待も膨らむんや。内回り2200㍍は絶好の舞台設定の筈や。東京より中山、京都より阪神。そして、グラスワンダー系の一流馬は6歳が旬。
アーネストリー 5歳3着→6歳1着
サクラメガワンダー 5歳4着→6歳2着
仁川…君はグラスワンダーが好きやからな。
淀…悪役父系ロベルト系が好きなんや。デビュー以来無敗の15連勝中やったブリガディアジェラードをリボーの16戦無敗の記録に並ばせる為に無理からに新設されたGⅠベンスン&ヘッジズゴールドCでのロベルトの圧勝劇。2着ブリガディアジェラードを3馬身突き放してロベルトがゴールするとブリガディアジェラードの16連勝を疑わなかった観客は呆然。場内は静まり返ったという。この悪役ロベルトの血は日本で脈々と受け継がれとる。ミホノブルボンの三冠、メジロマックイーンの天皇賞3連覇を阻んだライスシャワー。勝てば凱旋門賞挑戦のスペシャルウィークを子供扱いした宝塚記念のグラスワンダー。この時の着差はベンスン&ヘッジスでロベルトがブリガディアジェラードにつけた着差と同じ3馬身。2着3着の間が大差やったのも同じ。ブエナビスタを負かした6番人気アーネストリー。宝塚記念で1番人気のSS系キタサンブラックを負かすことはロベルト系ゴールドアクターの宿命なんや。ゴールドアクターの単勝に有り金ブチ込め!