初音Sは東京1800芝の準オープン。狙える血はロベルトとグレイソヴリン。ノーザンダンサー系ではサドラーズウェルズ。人気上位馬でロベルト系持ちとサドラーズウェルズ系持ちの信頼度は高い。穴で狙うより人気馬の軸としての信頼度を計る目安としてその有無が重要。穴で狙うならグレイソヴリン系の血か。甲斐路S6番人気2着メドウヒルズ、むらさき賞10番人気3着シャドウウィザード、アイビーS7番人気2着ユウチェンジ、毎日王冠7番人気3着イスラボニータ。


ロベルト系持ち

アンジェリック→父シンクリ
ゲッカコウ→母父シンクリ
マシェリガール→母父Brian's Time


グレイソヴリン系持ち

アッラサルーテ→母父Cozzene
アドマイヤリード→母母父Kenmare
アンジェリック→母父Tony Bin


サドラーズウェルズ系持ち

マローブルー→母母父Singspiel


 1番人気候補のマローブルーは登録馬唯一の父ディープインパクト。昨年の初音S3着。因みに昨年の初音Sは2着リラヴァティもサドラーズウェルズ系持ち。勝ったシャルールは母父がグレイソヴリン系。軸としての信頼度は高い。
 面白いのは父ロベルト系×母父グレイソヴリン系のアンジェリック。愛知杯5着をハンデの恩恵と見られて人気しなければ積極的に狙いたい。
 アドマイヤリードは昇級戦は形だけと言える。脚質的に展開に左右されるタイプで流れの遅い1000万で勝ちきるのに3戦を要したが準オープンのペースなら逆に競馬はしやすい。ステイゴールド特有の勝負根性とサボり病が同居しているタイプだけに狙うのはギャンブルだが準オープンなら突き抜ける力はある。
 初距離のアッラサルーテはダイワメジャー×コジーンで短距離に出ている可能性があるので買い辛い。
 ゲッカコウはフラワーC2着馬で中山向きと思われたが3走前に東京2000で3着。軽ハンデと流れに恵まれたのは確かだが今回も内枠でスンナリ先行ならそこそこ粘れるかも。母の全弟に東スポ2歳S2着のフジマサエンペラーがいる。拾っておきたい血ではある。
 早春Sとのダブル登録のマシェリガール。距離延長に一縷の望みがある血。早春Sをお奨めしたい。
 穴候補はゴールドテーラー。1000万勝ったばかりのマーメイド10着は已む無し。2走前の現級は6ヶ月半ぶりの太目残りで8着0.4差。前走愛知杯は絞れず10着も大負けしたわけではない。スタミナ配合でタフな流れになれば上位食い込み可能。絞れていればヒモ穴で狙える。