京都外回り2400はSSの瞬発力が有効なコースやと誤解されがちでおますが、日経新春杯は父SS系イマイチ重賞でおます。父SS系は過去10年で13頭が馬券になっとりますが3勝しかしとりまへん。06年07年と馬券を独占して日経新春杯もSS系の軍門に降ったかに思われましたが、その後のSS系は勝てとりまへん。09年は全滅でおました。父ダンチヒ系のマーブルチーフやネヴァーベンド系のテイエムプリキュアがリピーターになっとるところを見てもSS系有利のレースではない事が分かりまんな

そんなレースでおますのに今年の日経新春杯は出走予定馬15頭中10頭がSS系でおます。SS系が1頭も馬券に絡まんという事は考えられまへん。で、これまで馬券になったSS系の母父、母母父が重要になってくるのでおます


 馬券になった父SS系13頭の内、母父か母母父ノーザンダンサー系は9頭でおますが、取り立てて多い数ではおまへん。母父、母母父ニジンスキー系が3頭、母父サドラーズウェルズ系が2頭馬券になっとる事は覚えておきまひょ。父SS系で注目すべきは、母父か母母父ミスプロ系が4頭5回馬券になっとる事でおます。欧州型ステイヤーの血が有効であるのは知られておりますが京都外回り2400とはミスマッチに思えるミスプロの血が意外にも有効なんでおます。06年からは毎年のように母父か母母父にミスプロ系を持つSS系が馬券になっとります

馬06年2着スウィフトカレントsoon母父Machiavellian
馬07年1着トウカイワイルドsoon母父Mr.Prospector
馬07年3着、08年2着ダークメッセージsoon母母父Crafty Prospctor
馬10年3着レッドアゲートsoon母父スキャン

馬券にならんかった09年は、母がSS系NGミスプロ系のタガノエルシコが3着に、10年はミスプロ系NGSSのローズキングダムが3着になっとります


 父SS系を狙うなら、“母父か母母父にミスプロ系”でおます

 で、今回、該当するのは

馬ダノンバラード
馬メイショウクオリア

の2頭でおます

ローズキングダムと同じ“キンカメNGSS”のトゥザグローリーは58.5キロが微妙でおます