『前向きに生きるなんてばかばかしい』黒川伊保子・著 マガジンハウス | 思考進化論のブログ

思考進化論のブログ

国内転売
海外転売
Amazon輸出
せどり
アフェリエイト
出版
PPC
ドロップシッピング

『前向きに生きるなんてばかばかしい』黒川伊保子・著 マガジンハウス


少し前まで、外国語教育は早いほどいいと言われたが、

最近になって、早期外国語教育を受けた子の理系の成績が、

そうでない子に比較して伸び悩む傾向にあるという見解があるという。

脳科学的には想定内だ。脳は、全方位に才能をばすことはできない。

言語能力に使う号は、間認知に使う信号とはモデルが違う



一人でオールマイティを生きる必要はない。

だって脳は、インタラクティブ(相互作用)を求めて生きているのだから。

「自分がいなければ生きていけない存在」

と人生を紡いでいくことは、最高のインタラクティブでしょう



自然体で生きる。好奇心に駆られてがむしゃらに走ることはあっても、

前向きだから努力すというえ方はしない。本人はただ遊んでいるだけ。

なに、その「遊び」が限界を超えて究極を作り出し、どこまも高みへ行ってしまう。

そこそが、人類の脳の理想形なのだ



右脳が、その豊かな世界観を創生するには、

感じたことを言葉や記号にしないままぼんやとする時間が必要不可欠だ。

さらに、その裏側、左脳のすみずみにまで信号が行き渡ると、

世界観が理念になっていく



「輝かしい自分」を思い描き、成功を信じて邁進するポジティブ思考は、

脳科学的にお勧めできない(中略)顕在意識が目指すイメージがその脳に合っている可能性は、

意外に低いからだ。脳の特性に合わないものを目指しても、人は一流にはなれない



「夢語り」はしてはいけない。夢語りは、自分を素敵に見せるためにすることだ



「自分」にスポットライトを当てるのはとても危ない。

自分が世界観の真ん中だと、自分の失敗が世界の崩壊になってしまう



他人本意の人(プロフェッショナリティや顧客にスポットライトを当てる人)は、

生きるのが楽なのである。自分を責めなくてすみ、カッコつけなくていいからだ



人は、愛されるか、憧れられるか、そのいずれかを選択せざるをえない。



人間の脳の構造上、どちらもは追えないのである。

愛されて、素敵な私になり、輝かしいキャリアを手に入れる人生か、

信念のために愛する者にも苦言も呈し、どこまでも突き進む人生か。

前者を選んだならば、どこかで身の程を知る必要があり、後者を選んだならば、

自己責任で、どこまでもいけばいい






『前向きに生きるなんてばかばかしい』黒川伊保子・著 マガジンハウス


目次

前向きに生きるなんてばかばかしい
誰からも好かれる人になるなんてばかばかしい
失敗を未然に防ぐなんてばかばかしい
夢や目標を見失わないなんてばかばかしい
輝かしいキャリアを手に入れるなんてばかばかしい
年よりずっと若く見えるなんてばかばかしい
ぐずぐずしないなんてばかばかしい
友人がたくさんいるなんてばかばかしい
できのいい子どもなんてばかばかしい
かっこいい身体を手に入れるなんてばかばかしい
完璧でいたいなんてばかばかしい
人の期待に応えるなんてばかばかしい