自販機とジャマイカ人
カナダでホームステイしていた時、毎朝ホストマザーがランチ用のサンドウィッチをつくってくれたんですけど、量が割と少なかったので、語学学校の自動販売機でポテトチップとか買って食べてました。
その語学学校にあった自販機がかなりの気分屋で、お金を入れても反応しない時があるんです。反応しないだけならいいんですけど、お金も返してくれないという、かなりファンキーな自販機でした。でもお昼になるとその自販機にちょっとした行列ができて、みんなそこでスニッカーズとかドリトスなどを買って食べます。
ある日自販機に並んでいると、前に並んでたジャマイカ人がお金を入れたのに自販機が反応せず、烈火の如く怒りだしました。後ろに並んでた人達は「また故障か」みたいな感じでサッとはけたのですが、ジャマイカ人は「シット」とか「ファック」とか言っていつまでも怒ってます。そんなジャマイカ人を横目に、冗談半分で自販機にお金を入れてみたら、なぜかちゃんと作動してポテトチップが買えたんです。さっきまで怒ってたジャマイカ人は、一瞬ポカンとしてから、「オゥ ユー アー ラッキー 」とか言ってすごく嬉しそうなんです。
さっきまでの怒りが嘘みたいに消えたジャマイカ人は、気を取り直して小銭を入れました。しかし、またしても自販機はまったく反応せず、「ホワイ ミー!!」と絶叫していました。周りにいた人達もすごい笑ってました。
それ以来、そのジャマイカ人に会うたびに「オゥ ラッキーボーイ!!」と呼ばれてました。ジャマイカ人の声がでかすぎて恥ずかしかったです。