英雄的自爆について | Masahiro Yamazakiのブログ

英雄的自爆について

バイオハザードⅢを見ました。

それにしてもアメリカ映画は英雄的自爆が大好きですね。ディープインパクトにもアルマゲドンにもインデペンデンスデイにもエイリアンにも英雄的自爆シーンがあります。


しかし、死を代償にした行為が英雄的であると考えるのは、古今東西変わらない気がします。「命は大切だ」と思えば思うほど、特攻のような行為が英雄性を帯びるという、一種のパラドックスを孕んでいるのだと思います。


桜の儚さを愛することと、「ガンとか寝たきりで死ぬより、肉体の全盛期に華々しい死を遂げることの方が価値がある」と考えることは、とても似ていると思います。


「英雄的行為」にはいかんともしがたい魅力があって、その認識を多くの男が持ってしまうことで、戦争などはエスカレートしていくのだと思います(オスの繁殖戦略に、大いに関係があると思います)


このような考えは、平素はどこかで抑えられていますが、いざ非常時になると、何かの機会になだれを打って広がり、若者の心を打ち、年長者には手が付けられない状態になります。太平洋戦争中に流行した「悠久の大義に生きる」という言葉は、何万という青年を死地へ向かわせましたが、これほど命の価値を高めた言葉は無かったと思います。


そうしたプロパガンダが吹き荒れる中でも、世間の風潮とは相反する信念を持ち続けること(白洲次郎みたいに)は、とてもに難しいことだと思います。たぶん自分だったら、特攻に志願していたと思います。