高価な学習教材
ドラえもんの道具に無駄を徹底的に省くという道具があります。無駄な事をしようとすると、道具が「ムダ!!」と言ってそれを阻止してくるんです。だから怠惰なのび太君はあらゆる行動を阻止されてしまいます。
無駄かの基準は人それぞれですが、絶対に無駄なものがあるのは確かだと思います。隣の薬局ではカロリーメートが158円で売ってるのに、それを知らずにコンビニで210円のカロリーメートを買ってしまったら、「あっ、もったいない」と思いますし、家電だと数万の差が出るときもあるので、かなり慎重になります。
同一商品であれば価格だけで判断できるのですが、ちょっとでも機能に差がある場合、判断は急に難しくなります(Ipodの容量・カメラの画素数などではかなり迷います)。とはいえ、機能と価格にある程度納得してから買うので、あとで不満に思うことはあまりありません。
ところが、学習教材に関しては内容と価格のバランスがメチャクチャなものが溢れています。特に通販などで一括購入する教材(数万円単位のもの)については、ほとんどが効果に見合わない値段だと思います。内容自体は1000円くらいで買える参考書などと同じですし、理論についても既に手あかのついたものなのですが、「最新脳科学に基づいた~記憶法」とか「~メソッド」などと謳ってCDなどの付録をつけることで、価格を一気につり上げます。かく言う自分も中学生の頃、新聞広告に載っていた4万くらいの学習教材を買って大失敗したことがあります。
そういった教材が後を絶たないのは、やっぱり近道をしたいと考える気持ちがあるからだと思います。ひょっとしたら革新的な教材(学習法)があるのではないかと考えるのが人情だとは思いますが、やっぱりそんなものは無いんですよね。確かに自分に合った他のやり方はあるかもしれませんが、それは自分の生活リズムや性格をうまく利用して、少しずつ取り入れていくしかないと思います。
人や本がどんなにためになることを言っていても、それを100%実践するわけではなく、自分の中で取捨選択を行います。それの繰り返しが成長であり変化であると思うので、「これを100%実践すれば成功間違いなし!」を謳う教材は、人間の学びの態度とは相容れないものだと思っています。