県は7日、東日本大震災の避難所で唯一残っていた宮古市の施設が閉鎖され、震災発生以来設置されていた避難所が全て解消されたと発表した。


 最後に残った同市中里団地の市営住宅避難所には2世帯4人が暮らしていた。市被災者支援室によると、両世帯は震災直後から市指定避難所で生活。同避難所の閉鎖に伴い8月11日から市営住宅に入居した。食材提供など支援を受けていたが、被災した自宅の修繕が終了したため同日付で引き払った。


 県復興局によると、避難所は震災直後から学校や公民館、公設ホールなどに設けられ、3月13日には最多となる34市町村399カ所で計5万4429人が炊き出しなどを受けた。8月11日に仮設住宅全1万3983戸が完成、仮設への入居が進むに伴って避難所の閉鎖が進んでいた。


 9月2日現在、仮設住宅1万2875戸、民間賃貸住宅3448戸、雇用促進住宅829戸、公営住宅等174戸に合わせて4万3375人の被災者が暮らしている。


 今後は自宅など恒久住宅の確保が課題となる。県は災害復興公営住宅として4千~5千戸を宮古市以南の沿岸6市町を中心に建設する方針で、2016年度までに全戸完成を目指している。(岩手日報ニュースより)