一週間前
"結婚"という制度には不向きであろうと思っていた青年と酒を飲む機会に恵まれた
不向きであろう青年は結婚したのだと言う
何を隠そう
僕自身が最も"結婚"という制度に不向きであろう自覚があるので、同類同士なんとなくわかり合える部分が少なからず、ある
"結婚"という制度に不向きであろう自覚がある僕は、どういうわけかかれこれ40年近く離婚という経験をせずに済んでいる
おそらく
日本で一番辛抱強い女性に巡り会えたからなのか、日本で一番諦めの良い女性に巡り会えたからなのか
そんなことを考えながら目の前の青年と酒を飲み
「もう少しまともなアドバイスなど見つからないものなのか」なども考えながら
結局これといった気の利いた話などできないまま
「じゃまたね」とか言いながら駅の改札でお別れして
あれから一週間
結局なぜ僕が離婚を経験せずに今に至るのか
そんなこと直接奥さんに聞けるワケもなく
「できれば死ぬまで離婚という経験をしなくてすみますよ〜に」と
心の中で手をあわせるばかり。