少年と塾のカバンと白髪ジジイ | flat3 football club 監督日記

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街の片隅で細々と活動しているU-15のサッカークラブでした。

できるだけボールを蹴らずにサッカーが上達する方法をさがしていました。

今は「教えない指導」「教えない教育」の布教活動中です。

朝のマクドナルドで

いつものようにコーヒーを飲んでいたら、何やら耳障りな音が聞こえてくる

ふりかえってその音の出所を探すと
後ろの席に座る小学生が机の上に置いたスマホが出所だと すぐにわかる

イヤホンをせずに動画を観ている小学生のスマホから漏れ聞こえる音が、マクドナルドの心地いいBGMの邪魔をする

彼の足元には大手有名進学塾の刺繍が施された重たそうなカバンが……


『あのね、学校や塾でね、いくらテストの点数がよくてもね、君の両親の事は知らないけどね、常識のある大人はね、実は君のテストの点数なんかまったく気にしてなくてね、お店の中でイヤホンもせずに大きな音を出して動画を観て笑ってる頭の悪い少年のことを「君」として評価するんだよ。
今の君はね、テストの点数は90点なのかもしらないけど、人としての点数は0点なんだよ。
今のままの君じゃね、10年後にはAIに負けちゃうんだよ。そういうことを親も塾の先生も教えてくれないんだったら、できるだけ早く自分で気づいた方がいいよ。人はね、人として大事にしなきゃいけないことを大事にしたり、守らなきゃいけないことを守る人を信用するもんなんだよ。
だからね、誰も教えてくれないんだったらね、自分で気づくしかないんだよ。
まだまだ手遅れじゃないからさ、できるだけ早くね。』


今の世の中、怪しい白髪ジジイが見知らぬ子供にこんなこと言ったら警察に通報されちゃうから言わないけど

「テストの点数が高いバカ」になってほしくないだけなのです。