『巻き寿司を買ってあるから取りに来なさい』
年賀状制度すら廃止した僕は、わざわざ節分にどっかの方角を向いて巻き寿司を食べる人たちのことをちょっと軽蔑した目で見てる
そんな僕に、母親は巻き寿司を食べさせたいらしい
『何を今さら』
そう思いながらも、仕事が終わったらとりあえず母親が住む家に向かう
海苔屋が販売促進のために仕掛けた罠を利用して売上を伸ばしたいコンビニが作り出した言葉が「恵方巻き」
ソレにまんまとハマる馬鹿ばっかし
あーあ
こんな歳になってようやく
親の気持ちを理解しながら行動できる ちょっとだけマトモな人間になれたような気分のバカ息子。