茶碗の横には箸とスプーンが置いてある、とする。
箸を手に取る子が多いか、スプーンを手に取る子が多いかで「チーム」がわかる。

子供たちにスプーンを持たせて早く綺麗に食べさせて満足している指導者は、ほぼ間違いなく試合会場で『蹴っとけ』と叫んでる指導者。
たとえ時間がかかったとしても、箸を使って食べることを教えてる指導者は、間違いなくトレーニングも丁寧だからグラウンドで『蹴っとけ』なんて言わない指導者。
スプーンっていう道具は便利な道具で、食べる姿勢や器の持ち方を間違えてても、料理を "はやく" "綺麗に" 食べられる。
箸って "面倒な" 道具で、食べる姿勢や器の持ち方を間違えると使えないから、料理を綺麗に食べさせるためにはソコからしっかり教えてあげる必要が出てくる。
これ、食事もサッカーも同じ。
小学生のうちに "面倒な" ことより "はやく" "綺麗に" を優先させると、大人になってから恥をかいて苦労をする。
大人になってから恥をかいたり苦労をしたりしないように、今のうちに "面倒な" ことを子供にやらせてあげるのが小学生年代の指導者の仕事だと思うんだけど、何故だかスプーンを持たせる指導者が多い。
これも、食事とサッカーが同じとこ。
御茶漬けをスプーンで食べることが習慣になっちゃってる小学生に箸を使わせると、その子がものすごくストレスを感じてるのがわかるんだけど、その子が高校や大学に進んでもスプーンで御茶漬けを食べてる姿を想像するとゾッとするから、今やらせる。
子供らは『なんで今さら』みたいな顔をするけど、社会人になって『なんで今さら』みたいな顔をしたら周りから相手にしてもらえなくなるから、今やる。
「週末の試合結果」よりも「大人になった時のその子」の方が大事だと思うから、今やる。