失格 | flat3 football club 監督日記

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街の片隅で細々と活動しているU-15のサッカークラブでした。

できるだけボールを蹴らずにサッカーが上達する方法をさがしていました。

今は「教えない指導」「教えない教育」の布教活動中です。

サッカーに限らず、だと思うのですが子供たちの「指導に携わる人たち」がしきりに使う言葉があります。

『子供たちのために……』

三連休の間、何度も聞きました。

実に抽象的な言葉なのに、実に説得力のある言葉なので、とても厄介です。

この言葉を好んで使う人たちに聞きたいのですが…
『子供たちのためになる』か『子供たちのためにならない』か、誰が何の基準で決める事なのでしょうか?

チームで物事を進めていく時に、具体的な誰かをイメージして『子供たちのために』って言ってるのか、全員をイメージして『子供たちのために』って言ってるのか。



A君のためにはなるけどB君のためにはならない。
でもC君には経験させた方がよくてD君にはもっと先で気づかせてやればいい。
けどE君には以前同じ事を体験させたからF君に少しだけ違うアプローチで伝えといてG君とH君に競争させながらI君の反応を見てみよう……

って考えると、A君のためにはなるけどB君のためにはならなかったり、C君には向いてないけどD君には適してる事があったりE君とF君では考え方が違ったりG君は一人っ子だけどH君は三人兄弟だったりI君はものすごく内気な性格だったり……




『A君のためにもB君のためにもC君のためにもD君のためにもE君のためにもF君のためにもG君のためにもH君のためにもI君のためにもならないこと』を考えてトレーニングメニューを組み立てるのが大好きな僕はやっぱり監督としては失格なのですが、子供たちは強く賢く育つと信じてます。