『今日は暑いから上着はいらないわよ』
『今日は寒いから上着を着ていきなさい』
『雨が降りそうだから傘を持っていきなさい』
『陽射しがきつそうだから帽子をかぶっていきなさい』
日本には「四季」という素晴らしい自然があるのですが、「四季」って自分で感じてこそ、だと思うのです。
自分で感じる前に『暑いから』と聞かされ、自分で感じる前に『寒いから』と教えられ。
濡れる前に傘を持たされ、太陽の熱さを知る前に帽子を渡され。
一年中「エアコン」という「空気の温度を調節する機械」で一定に保たれた温度の部屋にいて、温度の調節ができない子供になる。
用意された服を着せられて用意された傘と帽子を持たされて、自分では何も考えない子供になる。
「育てる」と「管理する」との違いがわからない人が子供と接することの悲劇。
近い将来、『歩く時は右足の次に左足を出しなさい』っていう親が中学校にもあふれるんじゃなかろうか。