知足のつくばい1週間ほど前に大腸癌で亡くなった従兄弟が自費出版した本の表題。故人を偲んで読み直してみた。京都、石庭で有名な臨済宗 龍安寺の「知足のつくばい」。蹲(つくばい)とは茶室に入る前に手を浄める背の低い手洗い鉢。真ん中の四角い穴を口としてそれを省いた下の字を周りに配している。吾唯知足吾れ唯だ足ることを知る。この言葉を口に出すと、不思議に落ち着く。不平不満は言うまい、今の自分に何が不足しているというのか。生きているだけで充分ではないか。足ることを知れ。納得し落ち着く。