忍者の服、所謂忍び装束。闇に紛れ人目を欺き、動作に支障が限りなく出ない様、また特徴が出過ぎると目立ってしまう為、野良着をベースとした工夫(沢山の隠しポケットや素早く着れる等)された戦闘服。
黒装束とも言われているが皆良くご存知の忍術三大秘伝書の一つ正忍記には「着ルものは茶染、ぬめりがき(柿渋色)、黒色、こん花色、是は世に類多ければ紛るゝ色なり」 と世間に多い色だから目立たなくてよいとある。それに当時の照明は蝋燭くらいなもんでかなり暗いので黒っぽい色なら充分だった(暗闇の中を進む座探しの術もある!)。因みに羽織は勿論、リヴァーシブルで裏表全く別の色。逃げてパッと着替えて欺く。
特に頭巾は素敵なアイテムで長さ2m程の一枚布で覆面は勿論、包帯、担ぎ紐、ロープ等使い方は無限大!後は貴方のアイデア次第!
しかしながらこういった昔のことを色々調べていると、人間の知恵や勇気は本当に凄いと思う。正に温故知新。物が今よりずっと無い、サバイバルでタフでないといけない時代の知恵は、今の日本に必要なことかも知れない。
忍者集団の乱波の頭領と言えば、みんなが口を揃えて風魔小太郎と言うだろう。身長七尺二寸(約220cm)、筋肉隆々、福祿寿の様な頭、鼻高、髭黒々、口裂けて牙が4本出て、大声出せば五十町(約5500m)先まで達したとか!最早、ここまで豪快な人ならゲリラ戦の頭領としては目立つ過ぎかと…。デマで情報を操り、混乱させ少数で敵の戦力を低下させる集団、乱波。この風貌もそんな経緯があっての偶像になってそうな気も…。任務後も合言葉で立ち座りを繰り返す、立ちすぐり居すぐりで味方確認する徹底ぶり。


豪快な出で立ちに合わず割と繊細な仕事ぶりの男。きっと、一連のお事が済めば、いろいろ混乱させる術を考え、また合言葉を仲間に教え、練習している微笑ましい大男、そんな忍者集団頭領…風魔小太郎。後半は私めの勝手なイメージです。
忍者の任務って言ったら、基本隠密スパイ活動。情報収集が大前提で、それがクリア、若しくは失敗したら捕まらずに逃げる!予め用意した、罠やトラップに逃げ込み、まきびしや手裏剣、煙幕等などを使い、安全な場所までとにかく捕まらない様に逃げる!最悪戦うけど、基本そんなことはしない!火遁、水遁とかは忍び込み易く、逃げ易く、隠れ易くする忍術。遁走の遁だしね。忍術に派手さや格好良くはないのよね。地味で格好悪く、しかしながら確実に任務を遂行する術なのよね~!マンガやゲームの忍者は派手に暴れてるが、本当だったら素性がばれて捕まってしまうわな。
隠れる、逃げる、紛れる、そこに情報を確実に届ける美学が、自国の勝利があったのかもしれない!