昨日のアンサンシングシンデレラで「ポリファーマシー」という言葉が出てきました。





「ポリファーマシー」とは多剤服用を意味します。
単に服用する薬剤の種類や量が多いというだけではなく、似たような薬や相反する薬、飲み合わせが悪い薬などを複数服用することで健康被害が起きることをいいます。




一般的に6種類以上の薬剤が併用されているとポリファーマシーとなりやすい傾向にあります。その中でも神経に作用するような薬は漫然と服用を継続しないように気をつけてください。






ポリファーマシーとは少し違いますが、以前に薬の副作用について書いた記事があります。

【睡眠薬(ベンゾジアゼピン系製剤)】

厚労省は、「デパス」をはじめとして、ベンゾジアゼピン系製剤には依存性があるとの注意喚起を促している。

50代女性が自らの体験を語る。

「夫の浮気に悩み、不安やイライラ、不眠がひどくなりました。それで病院へ行くと『デパス』を処方されて、イライラしたときにバリバリとお菓子みたいに服用していました。そうしたら、ある日突然、意識が混濁してしまい、目が覚めた時は病院でした」

服用を続けた結果、薬剤性の精神疾患となる恐れがあるのだ。4週間以上の連用で依存性が生じやすくなる。

「眠気、注意力・集中力の低下、ふらつき、健忘などの副作用を起こす可能性があります。また、長期服用により認知機能への悪影響も報告されています」(ブレインケアクリニック名誉医院長・今野裕之医師)




例えばベンゾジアゼピン系の薬は、神経を抑えるためボーっとしたり、忘れっぽいような現象が起きることも。他に神経性疼痛を抑える薬などを複数服用していると副作用も強く出やすい傾向にあります。


 


必要がない薬や漫然と服用を継続している薬は、医師に相談してみてください。ただし、自己判断で突然止めることは危険です。薬によっては、ゆっくりと少しずつ中止しなければいけない薬もあります。





薬はリスク…ポリファーマシーを防ぐ意味でもお薬手帳が有用です。私たち薬剤師がお薬手帳を見て重複などをチェックします。ぜひお薬手帳を持ってくださいね。







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