感染拡大が心配される今だからこそ冷静になりましょう。学校は休校、在宅勤務を行う会社も増え始めている現状...




2009年の“パンデミック・インフルエンザ”では、同年5月9日に成田空港検疫で、カナダから帰国した高校生3人が新型インフルエンザに感染していることが判明し、その後、兵庫県内、大阪府内の学校で集団感染が起きるなど、感染は広がっていきました。



この時のこともあり、『学校』が容易に感染を広げる空間であるという教訓になってしまっているのかもしれません。しかし...今回のコロナウィルスについては糖尿病などの基礎疾患があある場合や高齢者の方が重症化しやすく、子供や健康な成人では軽症な傾向にあると言われています。




新型コロナウィルスに感染しても多くは風邪のような症状で改善するようですが、ウィルス性肺炎となり重症化した場合はなす術がありません。
なぜならウィルス性のため抗生物質は無効ですし、現在は特効薬がありません。本人の免疫力によって助かるかどうかが左右されるととも言えます。





現在、アビガンやカレトラに期待の目が注がれていますが、アビガンには注意すべき副作用があり、比較するとカレトラの方が副作用の点では使用が現実的かもしれません。




いずれにしろ、治療に使用するとなれば『保険適用外』であるため患者さんの同意書なども必要になると思います。また、病院でもどういった状況でどう判断し使用に踏み切るかということを決めておく必要があると思います。





現在、日々の感染者増加のニュースや感染後の死亡のニュースが流れ、私たちは見えないウィルスに対する恐怖を増幅させている状況にあると思います。




このままだと日本の経済も大きな影響を受け、日常生活に滞りが出てしまいます。もうすでに出て始めています。




どうか皆さん、落ち着きましょう。
私たちは感染予防に務めながら、極力、日々の生活をパニックにならず過ごすべきだと思います。その中で在宅勤務などができればより安全だと思います。



休校についても共働きやシングルの家では、仕事と子供のケアのバランスを整えるべき点があると思います。その点を解決する策を提案しながら休校ならいいと思いますが…




私もそうですが、日々、休まず働かなければ生活がすぐに困窮する家庭もあります。ウィルス対策と生活を守ること、国はその両方を考えて欲しいと思います。