昨晩、AbemaPrimeに出演させていただきました。
テーマは新型コロナウィルス。
私は、「感染症と取材」という観点から新型コロナウィルスの取材のあり方についてコメントを求められました。あまり上手く話せませんでしたが…
MC、コメンテーターの皆さんとお話できたことは、
•感染者または感染が疑われる人への取材は控える
その理由は、
•現在、潜伏期間においても感染力があるとの見解がある
•感染者との濃厚な接触で感染の可能性とは、2m以内での対面でも濃厚接触に当たる
•取材を介し感染する可能性は低いとは言えない
•取材する側の安全の配慮、新たな感染者、感染源を作らないため
また、昨日、武漢からの帰国者にいわゆる囲み取材を行なっていましたが…私は、適切な判断ではなかったたと思います。
今の段階で健康であっても完全に大丈夫とは言い切れないと思うからです。
MCのパックンさんは、
「意味ある報道だった」
とおっしゃってましたが、
コメンテーターの堀潤さんは、
「別室でモニター越しの取材など配慮することもできたはず」
と。
私も堀さんのコメントの通りだと思います。
もちろん、パックンさんの意見も分かります。武漢から帰国した方々の様子を知りほっとした方々も多いと思います。
万が一、今後、取材を受けた方の発症があった場合、やはり判断が甘かった…ということになります。
これはあくまで可能性の話なのでその可能性は極めて低いとは思います。しかし、可能性がゼロではないことは、新型コロナウィルスに関しては避けるべきだと思います。
また、アナウンサーの平石直之さんのコメントも全くの同感です。
「取材を受けた方々の実名を出す必要があったのか」
人々が新型コロナウィルスに過敏になっている今、実名報道によりご家族にもなんらかのデメリットが生じる可能性もあります。国民の皆さんの冷静な対応をお願いいたします。
そして、厚労省にお願いしたいことは、
新型コロナウィルスに感染し、軽い症状にとどまり回復した人の症例、経過を国民に伝えて欲しいと思います。
さらなる感染拡大が懸念されます。
感染防止に手洗い、うがい、マスク、人混みを避ける。一人一人の心がけが感染拡大を防ぎます。
皆さん、一緒に日本を守りましょう。