ダイエット中の知人が、
「サノレックスってどう?飲もうかな…」
というので、






薬剤師として、人として言いました。
「飲んじゃダメだよ。覚せい剤とおなじだよ」
と…





サノレックスが治療として適用されるのは以下の場合です。
本剤は肥満度が+70%以上又はBMIが35以上の高度肥満症患 者に対して、食事療法及び運動療法の補助療法として用い る。
通常、成人には、マジンドールとして0.5mg( 1 錠)を 1 日
1 回昼食前に経口投与する。 





服用にあたり以下の制限があります。
1 日最高投与量はマジンドール として1.5mg( 3 錠)までとし、 2 ~ 3 回に分けて食前に経 口投与するが、できる限り最小有効量を用いること。 投与期間はできる限り短期間とし、 3 ヵ月を限度とする。な お、 1 ヵ月以内に効果のみられない場合は投与を中止するこ と。




サノレックスは医師の指導のもと服用する薬です。サノレックスは、マジンドールという成分で食欲を抑制する作用があります。この薬を飲むと、空腹感を感じにくくなります。







痩せるなら飲みたいという気持ちになるかもしれませんが、サノレックスは「アンフェタミンの誘導体」。つまり、サノレックスは、覚せい剤と同じアンフェタミンに化学構造が似ています。覚せい剤には身体依存の副作用があります。サノレックスも身体依存がおこるリスクがあります。もちろん精神依存も起きると考えてよいでしょう。






サノレックス服用に伴う副作用には、
口渇感、便秘、口中苦味感、倦怠感、脱力感、悪心、胃部不快感などの他、悪夢を見るなどの副作用を訴えた患者さんもいました。





治療上必要な場合でも3ヶ月で、いったん中止するべきですが、自費診療の場合、3ヶ月を超えて服用する患者さんもいるのは事実です。






本来なら医師が止めるべきと思います。
私も薬剤師として過去にそういった患者さんに服用中止を促したこともありますが、聞き入れられずに薬局を変えられてしまったり…





サノレックスは、交感神経を刺激する薬。
交感神経が優位な時って例えるなら、
ライオンが獲物を捕獲しようとしているときと同じ興奮状態ということ。
ずっと脳が興奮状態でいていいわけがありませんね。






ダイエットは、女性の永遠のテーマ。
しかし、健康あってのダイエットです。






薬より生活を見直しダイエットに取り組みたいですね。








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