We can change! ってオバマさんを思い出しますが…このwe can change!ってフレーズを口にすると不思議と希望が湧きます。




私たちは変われます。
私もあなたも…誰もが変われます。





私は、現在、薬剤師・医療ジャーナリストとしても頑張っていますが、私の子供時代からは、私が薬剤師になるなどということは、周りの人からは想像がつかなったと思います。




私が小学校に入学した時は、自分の名前さえ書けませんでした。おっとりしていた私は、何事も取り組みに時間がかかっていました。




小学校時代は、できない子と評価され、イジメもうけました。イジメがあまりに酷く、小学校5年生で私立小学校に転校しました。




幼稚園、小、中学校まである学校でしたが、転校時に両親は、先生から「イジメなどの事情を理解し転校を許可しますが、娘さんの学力では学園の中学に進学は難しいと思います。」と言われていたそうです。




転校した学校は、カトリックだったので幼稚園から英語教育があり、転校初日から英語の授業では、5年生のみんなが先生が黒板に書く筆記体を当たり前にノートに書き写す様子に私は、途方にくれたのを覚えています。




その様子にすぐに気付いたカナダ人のシスターが私のところに来て、
「放課後、私のところに来なさい。英語の勉強をしましょう。大丈夫、できるようになります。」
と。そう言ってくれたミッシェル先生は、私の人生の恩人です。





それから毎日、ミッシェル先生のところに通い、アルファベットから練習しました。筆記体のPとQの小文字を書いた時にミッシェル先生が、
「珍しいです!素晴らしい!初めては、PとQの小文字を間違える人もいます。あなたは素晴らしい。」
と褒めてくれました。褒められたことで「できる!」という自信が湧き上がり英語が大好きになりました。





ミッシェル先生のおかげで勉強が楽しくて仕方ありませんでした。素晴らしい先生でした。





それからメキメキと英語も吸収し、無事に同級生に追いつき授業が分かるようになりました。勉強自体も好きになり中学にも進学できました。




カトリックの学校は、心の教育も素晴らしくイジメもなく、楽しい学校生活でした。その後、その地域の進学高校に入学しましたが…





高校デビューしてしまい、勉強しなくなりました。振り返ってみても自分ってヒドかったなと思います。授業をサボって他校のワル仲間たちと喫茶店でダラダラしてました。学校では、問題児、両親も何度も呼び出されてました。今さらですが、申し訳無く思います。





高校2年の最初だったかな…テストで423人中423番になり、先生に深刻な顔で
「このままだと大学にはいけないよ」
と言われましたがショックは感じず、ただ、淡々と「そうなんだ」と思ったのを覚えています。




高校2年生は大きなターニングポイントとなり、
友人が家出して大きな騒ぎとなり…その出来事が私の目を覚ましました。私は、ワルい仲間から離れましたが、学校では私は不良と思われていたため同級生もあまり近寄りませんでした。学校でポツンと1人になりましたが、ワルい仲間から離れたことで私はホッとしていて、学校でポツンとなることには平気でした。




「1人だし…することないから勉強しよう。」と思ったとき夏休みになり、好きだった英語、数学、化学をひたすらに勉強しました。夏休み明けのテスト。サクサクと解けました。結果は、化学で学年1位となりました。




化学で学年1位となったら、周りの目が変わり、先生も友人も私へのワルいイメージはなくなり、3年生になる頃には、再びたくさんの友人と楽しい学校生活が送れるようになりました。




この経験で私は、何事もやればできる!と思うようになりました。自分の経験から、私は自分の子供たちにも「やればできるよ」教えてきました。




やればできる。
We can change!