春は変化の季節、
疲れから頭痛が起きたり
緊張から肩凝りが起きたりしていませんか?
そんな時、痛み止めを飲む人も少なくないと思います。
最近では、ドラックストアでも購入できるロキソニンを選ぶ人が多い印象にあります。
ロキソニンが市販されるようになる前は、市販の痛み止めはイブプロフェン製剤が人気でした。
イブプロフェン製剤ではイブがメジャーでしょうか。
ロキソニンとイブプロフェンは、
非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)に分類されます。
どちらも発熱や炎症を引き起こす原因となるプロスタグランジンを抑えることで解熱鎮痛作用を発揮します。
ロキソニン60mg錠 1回1錠、1日3回まで
イブプロフェン200mg(100mg)錠 1回200mg 1日3回まで
従来の非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は、胃に負担をかけることが欠点でした。
しかし、その欠点を改善し作られたのがロキソニンです。
ロキソニンは腸で吸収された後に体内で代謝され作用を発揮できるように変換されます。
このように作られた薬をプロドラッグと言います。
一方のイブプロフェンは、胃への負担が起きる場合もありますが医療用では、胃薬と一緒に処方されることが多く胃への副作用は避けることができます。市販薬のイブプロフェン製剤は、胃を保護する酸化マグネシウムなどが配合されているものが多いので胃が弱い人はそういった製剤を選ぶといいですね。
ロキソニンとイブプロフェンの作用を比較するとロキソニンの鎮痛効果が強いと考えられます。
ただ、持続時間でいうとイブプロフェンがロキソニンよりも若干長く効果を示します。
とはいえ・・・薬には、服用する人にとって合う合わないがあることも事実です。
自分で薬を選ぶのが難しという人は、ドラックストアの薬剤師さんに相談してみてください。
きっと丁寧に教えてくれますよ。