閑散に売りなし
今日から株券電子化に伴い、一部銘柄が売買停止となったこともあり、
閑散な商い。
ただ、「閑散に売りなし」という格言通り、動意に乏しい動きだった。
激動の1年も、あと3営業日。
正月休みはゆっくり次の投資方針を考えたいところだ。。
救世主となるか!?
12日のNY市場では、
ウォーレン・バフェット氏のモノライン救済策に沸いた。
実現すれば、
モノライン会社が格付されても、地方債の格付が維持されることから、
金融機関の資本が毀損するリスクが後退するというものだ。
これを受けて、NYダウは反発。
翌日2/13の東京株式市場も買い優勢となっている。
ただ、エコノミスト等の記事に目を通すと、
バフェット氏の再保証は範囲が限定的であり、効果には懐疑的なものが目立つ。
実際、モノライン各社の株価は急落して引けた。
しかし、一方で米政府と米金融大手も、新たな買い手救済策を発表。
先程発表された、1月米小売売上高も市場予想を上回る前月比+0.3%。
ぽつぽつ好材料も出始めており、
米景気に対して悲観論一辺倒の空気も徐々に変わりつつあるように思う。
相場反転のきっかけとなるかどうか、
またも裏切られるのか。。注意深く見ていきたい。
2/11付日経朝刊
ECB総裁トリシェ氏のインタビューが掲載されいていた。
内容は、
最近のECB利下げ観測を強く牽制するもの。
景気の不確実性を認めた上で、
中央銀行の最大の役割は物価の安定であることを強調。
最近になって、
3月のECB利下げも取り立たされていましたが、
この発言によって、一旦利下げ観測は後退するでしょう。
ユーロが利下げ観測により、やや軟調な展開になっていましたが、
短期的にはやや反発が予想されます。
ただ、3月発表予定のユーロ圏経済見通しが下方修正されれば、
インフレ圧力の緩和により、政策の力点が「物価安定」から「景気」へシフトする可能性もあり、
市場参加者が一方的にユーロを買い進める動きも限られるものと予想。