最強ディーラーへの道 -2ページ目

無風通過

G7が閉幕しました。


特段、目新しい内容もなく、為替相場・株式相場への影響は限定的でしょう。。


個人的に目を引いたのは、ポールソン財務長官の米国経済に対する自信。

大統領選挙が控えているとはいえ、力強い発言が多かったように思う。


今回、世界経済の変調を確認し、いくつかの課題が挙がった。

①証券化商品、②金融機関の資産開示、③格付会社、etc

これらの課題に対して、どう対処するのか・・

次回のワシントン会議ではさらなる前進が期待されるところです。。。。

G7控え・・

株式、為替ともに、

G7を控えて、方向感に乏しい動きとなりました。


今日決算発表のピークだったようですが、

各社ともに足元業績は堅調なものの、見通しは悲観的なようです。

それもあり、株はさえなかったですね。。


為替は完全にG7待ち。。

無風通過を予想しておりますが、

サプライズがあるとすれば、ポジティブサプライズ。。

ドル円、株ともに上昇する可能性が高いと読みます。。


週明けは東京が休みということもあり、

G7で万が一何らかの大きな動きがあれば、大きく動く可能性は排除できないでしょう。。



外資悪玉論

7日東京株式市場は小反発。

一時13,000円を下回る場面もあったが、

その水準では底堅さが確認され、100円程度の反発なった。。


本日こそ反発したものの、依然力強さは戻らず。。

世間では、サブプライムやらモノラインやらイロイロ言われてますが、

そもそもそれらは米国の話であるのに、下落率No.1は日本。


どうやら、サブプライムを発端とする金融市場の混乱だけが、原因ではなさそうだ。。


私が思うに、最大の原因は外国人投資家のジャパンパッシング。

成長戦略の描けない政権への失望が根底にあると思う。

構造改革路線が後退し、バラマキ財政復活に外国人投資家は強烈な日本売りで反応している。


そのような環境下、

最近話題になっているのが、空港の外資規制。。

空港は国の利害が交錯することを理由に、外資による出資を制限しようとするものだ。


もちろん、空港は国防を考える上で重要なインフラであり、

むやみに利益の具にされることには反対だ。。


しかし、外資規制の方法は、出資比率の制限だけではないはずだ。

外為法による行為規制でも対応可能と思う。。


政府には、現在日本に置かれている状況を把握してほしい。

今、外資規制のような法律が可決されれば、

事情がどうあれ、外国人の目には「内向きの日本」との印象が一層強くなる。


政府高官が最近の株式市場について聞かれると、

どうも他人事のような発言が多い。


外資規制によって失われるもの、

外資規制によって守られるもの。

どちらが今の日本にとって重要か慎重に考えてほしい。


外国人投資家にとって、魅力的な市場になれるかどうかが、

東京市場の将来を決めるであろう。