糖尿病と災害☆
午前中、用事で坂の上の会館まで。
相変わらずはぁはぁしながら上って行って、小一時間ほどの用事を済まして、LAWSONには寄らず☆←だってまたアイス買っちゃうもん(笑)
さて、ずいぶん前にも書いたんですけど
先月号のさかえにまた災害に備える記事がありました。
あ。知らない人のために言うと「さかえ」って糖尿病の人のための小冊子。

こういうの。
こーんな薄くて540円なんだけど、けっこう中身が濃いのね。
私は昔から外来で主治医にもらってるんだけど、もし無料でもらえるならもらって読んだ方がいいと思う。
でね、先月号は
「災害に。」←ちなみに10月号は食欲をコントロールする?的な。
内容をざっとね。
☆糖尿病患者さんが注意しなければいけない事、備えておくべき事
避難経路と避難場所の周知の徹底。
普段使っている道でも川や崖の近くは避けて、安全な道を実際に歩いて確認。近所の人とも災害が起きたらどうするかを話し合っておきましょう。
家族や友人、近隣の患者仲間やかかりつけ病院などとどのように連絡を取り合うのか、普段から確認しておく。災害用伝言板や、電話回線が不通になった時でもインターネット回線が使用できればSNSなどを連絡用に使う事ができます。
主治医と災害時の糖尿病療養について話しておく。
☆食事がちゃんととれない時の薬の調節方法。
☆災害時のシックデイ対策。
☆低血糖・高血糖への対処の仕方。
☆避難所での過ごし方・注意する事。
☆肺炎球菌ワクチンの接種(特に高齢者)。
等、日頃からアドバイスを受けておくといいでしょう。
自分で持てる大きさで、両手が自由に使えるリュックタイプ(防火・防水仕様)がいいでしょう。
その中に必要な物をまとめて入れておきましょう。使用期限の確認もしておきましょう。
☆避難所生活。ライフラインが復旧するまで。
まず食事と水分はしっかりとりましょう。避難初期はなかなか食事がとれなかったり、とれてもおにぎりや菓子パンだけど言う事も少なくありません。
Ⅰ型の患者さんは、食べてないから血糖値が上がらないだろうとインスリンを打たないでいるとケトアシドーシスを起こします。
また、食事がとれないことで薬の調節が必要になる事もあるので、事前に主治医に相談しておきましょう。
わからない時は巡回医療班に相談するといいでしょう。
そのためにお薬手帳、糖尿病連携手帳等、自分の治療状況がわかるものを持って避難しましょう。
また、避難所等ではトイレを我慢するために水分をとらないと脱水症状を起こしやすくなります。
脱水は熱中症や脳梗塞、心筋梗塞など命にかかわる事態に繋がる事もあるので注意が必要です。
☆避難生活で糖尿病患者さんを守るための提案7ヵ条
①水分をこまめにとる。高齢者はのどが渇きにくいので意識して水分を。
②食事は必要なだけとる。残すのが気になる人は、先に周囲に話しておくといいでしょう。
③経口薬やインスリンは食事の量や状況で調節を。調節の目安は個人差があるので普段から主治医に相談を。
④ストレスを上手に解消するため、前向きに考えて楽しみを見つけましょう。
⑤散歩や手足を動かす軽い運動を、できる範囲で行う。
⑥巡回医療班などに体調について相談を。
⑦感染症や急性合併症の予防のため、手洗い、うがい、マスクの着用を。
糖尿病患者さんが避難する時に持ち出す物の一例。
一般的な持ち出し用品
貴重品=現金、身分証明書や保険証(コピー可)、預金通帳、クレジットカード(番号の控え可)、家族や親戚の連絡先
防災品=懐中電灯、ラジオ、ろうそく、マッチ、ライター、防災用ヘルメットや帽子、笛やブザー、防塵マスク、非常用給水袋、タンク、軍手、サバイバルブランケット、災害用簡易トイレ
身の回りの品、生活用品=飲料水、食料(3日分)、着替え、靴(歩きやすい物)、タオル、雨具、予備の眼鏡やコンタクトレンズ、歯磨きセット、ポケットティッシュ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー(芯を抜いておく)、一般的な薬(風邪薬、胃薬、鎮痛剤など)、救急セット(絆創膏、包帯、消毒用アルコール綿など)、ポリ袋、ラップ、大人用おむつ、生理用品、使い捨てカイロ
その他=携帯充電器、筆記用具(油性ペンなど)、はさみ、カッター、ガムテープ(芯を抜いておく)、レジャーシート
糖尿病患者さんの持ち出し用品
経口薬、血糖自己測定器、血糖自己測定器センサー、穿刺器具、穿刺針、インスリン自己注射セット、ブドウ糖や低血糖用の補食、お薬手帳、糖尿病連携手帳、血糖自己管理ノート、糖尿病患者用IDカード
前回の防災記事①
前回の防災記事②
前回の防災記事③
さかえはこちら☆
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