手抜き、大人のオムライス(笑)

一等地ではないにしろ、銀座で長年高級クラブのママをやっていた私の母ですが

料理人の両親(私の祖父母)を持っていたにもかかわらず、典型的なB型だからか、料理が大の苦手で(笑)

祖母が認知症の傾向が出始めた、中学２年生頃から夕食は私の役目。
まぁ、それ以前に小学生の頃から、母が帰ると夜食係りをしていたのですが。

そんな母の作るオムライスがこれ。
塩、胡椒した溶き卵で白いごはんを包んだだけの、なんとも大人なオムライス(笑)
私は小学校の１年生くらいまで、母の作ったこれをオムライスだと思っていたわけですよ。だって、母が「オムライス食べる？」と聞いて「うん！」と答えると、必ずこれが出てきたんですから。
祖母はチキンライスはよく作ってくれましたが、なぜかオムライスは１度も作ってくれた事がなく、オムライスはこれだと信じていたのです。まぁ、けっこう大好きだったんですけどね、今でも(笑)

ところがある日、お外でごはんを食べる事になり、レストランらしきお店に入って、メニューにオムライスを見つけた私はオムライスを注文する事に。

運ばれてきた大きなオムライスに、わくわくしながらスプーンでひとすくい…と、卵の中から、ケチャップで赤くおめかししたご飯がのぞいているではないですか！
驚いた私は母に小声で「ママ、このオムライス、ケチャップのご飯が入ってるよ」と言うと、母は「普通はそうなのよ」と、こともなげに言うではありませんか！なんかずーっと騙されてた感(笑)
それでも今でもこのオムライスが好きで、時々食べたくなるのですが、旦那が中はチキンライス！と言うので、おひとりさまごはんの時だけのお楽しみ(笑)



材料　１人分

卵１個
塩、胡椒、サラダ油
ごはん茶碗１杯くらい
ソース

①卵は器に割りほぐし、塩、胡椒して混ぜておく。

②熱したフライパンにサラダ油をひき、卵を流して薄く焼く。この時、卵が乾くくらいしっかり焼く。

③卵の真ん中あたりにご飯を横に長めにのせ、包み込むように皿に返す。

④ソースをかける。

書くまでもないレシピですが、ソースではなくケチャップでもおいしいです(笑)