私は仕事柄、地方の中小企業の経営者の方と、
商談する機会があります。
本日もその中でいい話が聞けました。
「大手にしがみ付いて仕事をしてきた」
業界については、言えませんが、こんな話です。
例えば、豆腐
大手メーカーが豆腐を製造して販売しているとします。
豆腐は、別に大手企業でなくても、中小でも個人商店でも
製造販売できる。
つまり、扱っているアイテム この場合は、豆腐ですが、
豆腐というのは、あくまで豆腐。
多少の味の違い、製法の違いがあるにしろ、豆腐に違いない。
マーケット的に、スーパーマーケットなどで売られる価格(売価)が、
ある一定額を守られれば、中小企業は、十分に競争力がある。
大手が大々的に宣伝をかければ、それはあくまで「豆腐」なので、
中小企業の豆腐も売れる。
大手メーカーが何故競争力があるかと言えば、
それは、製品の差別化が出来ているからではなく、
ブランドの要素が大きい。
そして最大の強みは、大量生産によるコストダウンが出来る点。
昨今の日本の状況を見れば、デフレであるのは間違いない。
一昔に比べると、何でも安く手に入る。
大手メーカーは、大量生産でコストダウンをはかってきている。
スーパーマーケットの鬼のようなバイヤーは、
価格ダウンを強調することで、中小は、今までと違って、
競争力を失うことになる。
何をいいたいのかというと、
製品を差別化しにくい、もうこれ以上変わることのない製品
(例えば、豆腐 など) を製造している会社は、
デフレには大手が強いということです。
しかし、大手もいつまでも耐えられるとは限らない。
バイヤーは毎年のように、安く、安くと要請してくるから。
だったら、中小企業はどうすればいいのか?
大手が持ちこたえることが出来なくなるまで耐える。
物量が減る中で、会社運営を上手くするには、
固定費を抑えるしかない。
正社員を極力減らし、物量にあわせて人を雇う。(バイトなど)
会社を柔軟な体質にするしかない。
大手にしがみ付くビジネスモデルが崩れている。
これは、今日面談した社長さんの話しでした。
(もちろん例は変えていますが)
学んだとことして、
扱うアイテム(製品)によって、
大手を利用できる面があるということ。
大手にはできないとか、大手がまだやっていない
という発想だけで、ビジネスを考えるのではなく、
マーケットの状況次第では、大手にしがみ付くという
ビジネスモデルもあるということです。
ネットで言えば、楽天が伸びれば、
世間ではネットショッピングとは気軽なものだ、安心だ
となり、中小企業でもネットショップへ参入しやすい。
しかし、楽天がこれ以上ないぐらいに、低価格に
ラインナップしてきたら、中小企業は太刀打ちできないだろう。
経営者の手腕が問われるのでしょうね、やっぱり会社というのは。