ニヤニヤ「Time to wake uuuuuuuup!!!」

 

ナースの声が、One Pieceに出てくる巨人族の声に似てる。

うるさい。耳元で叫ばれているような音量滝汗

 

目を開けると、右にナース、左に夫。右手を上げて軽く挨拶。

鼻にはまだ酸素を通している管がつながっている。特に違和感はなし。

手術開始前に見た点滴の管(左側)と、血圧測定器(右側)もまだつながっている。

 

ニヤニヤ「起きたー?だいじょぶー?」

羊「ね、ねむい」

ニヤニヤ「おっけーぃ、寝ていいわよーぅ」

 

全身麻酔でとにかく眠たくて、この時点では痛みも吐き気も無く、

ただただ眠たかった。

 

手術の体感は・・・まさに一瞬!!

映画やドラマで良く見るやつです。本当に一瞬!!

 

少し目が覚めてくると、またナースが戻ってきて、

 

ニヤニヤ「痛みどーおー?水飲むー?」

 

と、水を持ってきてくれました。喉が渇いていたので、すぐに水をもらい、すっきりしたところで、ナースがぐいぐい傷口を確認し始めました。急な大量出血等があったらいけないので、確認するそうです。

 

傷口の様子はといえば、まず傷を覆っているSteri Stripという細い強力バンドエード(勝手に取れるまで待つ/無理に自分で剝がさない)、その上にガーゼ、その上を着圧のおくるみみたいなバンドをされている状態です。ドレーンは1本、脇の下から指3本分くらいの位置から出ています。

 

そのバンドがだいぶきつく巻かれているのですが、ナースはその中を見たいので、ぐいぐいぐいぐい傷口を確認するために引っ張ってきます。

 

ここで、初めて左側の平らな胸とご対面キョロキョロ

「お、無い!」というのが、正直な感想でした。術前は、やはりなくなったらショックなのかな、と思ったりもしたのですが、意外と現実をそのまま受け入れられました。

 

手術が終わったのは大体3時半頃、それから麻酔が切れる時間までは、「麻酔から覚める人用の部屋」に入れられ、Prep Roomに戻ってきたそうなのですが、勿論この間私は意識がないので、執刀医から夫に手術終了の電話が入り、手術中の様子を聞かされたといいます。

 

5つのリンパ節を切除したとのこと。これはねぇ、ちょっとびっくりしましたね。

なぜかと言うと、エコーで拾われていたのは1個。しかもめっちゃ小さく、そして白か黒を付けがたいグレーなリンパ節だと言われていたからなんです。なので、5個取ったと言われた時には、え??そんなに取ったの??と思いましたが、先生が実際に見てみて、怪しい奴らを取り除いたということだったので、納得しました。

 

5時くらいにPrep Roomで起こしてもらい、その後も寝たり起きたりを繰り返し、7時頃、意識もはっきりしてきたので、ナースから退院後の説明を受けました。

ドレーンについては、体液をトイレに捨てる方法、詰まった時の対処方と、24時間で量が25mlを切ったら外来でドレーンを抜いてもらえるということを聞きました。

話を聞いている内に、寝たきり状態が続いていたために背中が急に痛くなってきたので、立ち上がりたくて、トイレに行ってみることに!

 

鼻の管は抜いてもらい、点滴バッグを持って、ナースに付き添ってもらい、歩いて近くのトイレに行きました。用を足すと、緑の尿が!!ナースに報告すると、センチネルリンパ節生検用の染料が出てきたのだと笑われました笑 ちょっとでも深刻になった自分にウケました。

 

退院の条件であるトイレをクリアし、すぐさま退院することに。

 

朝の8時45分に入院、夜の8時に退院。

 

自分の体よ、よく頑張った。お疲れさま。

 

帰宅すると、日本から看病サポートに来てくれている母と、息子が出迎えてくれました。一日留守にしていたので、母が来てくれていなかったら息子を夫の両親に預けて迎えに行って・・・というストレスがあったので、本当に助かりました。

 

絶食が明けたので、もうものすごくお腹が空いていて・・・

まずは母が作ってくれたフルーツジュースを飲み、ゼリーを食べ、ヨーグルトを食べ、スイカも食べました。母には、そんなにガツ食いしない方がいいのではと心配されましたが、空腹には勝てません。食べました。美味しかった。

 

傷の痛みは、まだ麻酔が効いているのか、あまり感じませんでしたが、アセトアミノフェン系の痛み止めは6時間ごと、イブプロフェン系の痛み止めは4時間ごとに服用できるので、交互に(たまに同時に)服用でき、それにプラスして先生が処方してくれた強めの痛み止め(アセトアミノフェン系)をお守りとして持っていたので、いつでも飲めるようにしていました。

 

手術当日くらいは、痛みで夜中に起きるのも怖いので、とりあえず強めの痛み止めを飲んで寝ました。ベッドに横になる時には、左腕の下(肩辺り)に小さめのクッションを入れて、少し腕を上げるような形で寝ました。私は、小さい長めのビーンバッグが柔らかさも調節しやすくいいなと思いました。

 

それから、ドレーンを格納できるパジャマが役に立ちました。術後そんなに人に会う機会もないですし、服をそんなに変えたくなかったので、2日3日はこのパジャマ着て過ごしていました。

(これ、Amazon Canadaで買ったのですが、笑えるくらい、色違いました!!笑 

この緑を買ったのに、実際はもっと濃ーーーい緑来ました)

 

術後の経過については、次回また詳しくお話しさせてください。

 

Love,

Sheep羊