こんにちは。こんばんは。Sheepです羊

 

さて今回は、手術当日の様子の後編です。

 

前編では、リンパ節マーキングまでお話ししましたので、今回は、手術自体についてお話ししたいと思います。

 

手術開始時刻:午後1時20分

 

リンパ節マーキングが速やかに完了し、Prep Roomに戻ってきたのは、大体12時頃。

この時点ではもう水も飲めないのですが、手術開始時刻の1時間前に痛み止めを処方されていたので、それを飲むために少しだけお水を飲めました爆笑 カラカラだった体に潤いが!!

 

実は、ここで痛み止めを飲む理由があんまり良くわからなかったのですが、多分緊張を和らげるのと、1時間後には点滴を打つので、その為の痛み止め服用なのかな、と感じました。

 

1時少し前に、OR(Operation Room)ポーターさんがやってきて、次はストレッチャーのまま手術室へ運んでもらうことに!まだ元気だったので、歩いて行く気満々だったのですが、ポーターさんに、白けた目で、

 

真顔「あんた、乗るんだよ。どこ行こうとしてんの」

 

と、引き止められ、大人しくストレッチャーに乗りました。ORまでは、5分くらいの道のりでしょうか、夫も付き添ってくれたので、世間話をしているとすぐにORに到着しました。

 

ORに入ると、そこは殺伐としていて、Grey's Anatomyとはちょっと違う!

その日、その時間に手術がある人たちが一斉に集まってきたような、ストレッチャーが何台も並んでいて(並んでいるというより、ただ無造作に置かれている感じ)、担当の先生やナースが来るまでは、ストレッチャー上で寝転がって待っている状態。

 

シュール。笑

手術室は、一つではなくて、その空間に何室も何室もあって、ひっきりなしにドクターやナースが各部屋を出入りしているような感じでした。

 

10分くらい、スクラブする水道の目の前で放置されて凝視「え。私、初めてなんですけど。これ、忘れられてたらどうしたらいいんでしょうか。」って心の中で不安と闘いながら、誰か来てくれるのを待ちました。

 

すると、どこからともなく、おじさん?おにいさん?先生が出てきて、私の名前と手術内容を確認してきました。フェローだそうです。大先生と一緒に私の手術に立ち会ってくれる先生ということで、和みました。

 

次に、これまたどこからともなく、麻酔医がやってきました。愛想もへったくれもない先生でしたが、俺はこの仕事のことなら何でもわかるぜ的なオーラを持った先生でした。そこで、麻酔の種類についてごにょごにょ言われましたが、とりあえず吐き気を抑えてほしいとだけ懇願して、全身麻酔でいくことに決まりました。

 

てか、そんな直前に麻酔のこととか聞くの?笑 まぁいっか。

 

それから、おじさんナースがやってきて、これまた私の名前の確認と手術内容の確認。それから、「トイレ行っとく?」と聞かれたので、「おう、行かせてくれ」と頼み、すぐそばのトイレへ直行。この時点では特に点滴に繋がれてもいないので、普通に事を済ませ、トイレから出ると、ナースがほかほかのブランケットを持って待っていてくれました。

 

そこから自分のORに歩いて行きました。

 

そこでやっと執刀医と対面!ニコニコ 大先生に久しぶりに会いました!素敵な女医さんで、とってもハキハキ、前のめりで、ちょっと早口なんですが、私を切ることに目を輝かせていました。

 

手術室はひんやりしていて、私は当日生理だったので、病院が提供してくれた網パンツを履いていたのですが、先生が、

 

ひらめき「はい、じゃーここで、ガウン後ろめくって、お尻丸出しでこのベッド乗ってねー」って言ってきたので、この網パンツなかったら相当冷たかっただろうなと思いました。

 

パット見で、執刀医、フェローの先生、麻酔医、ナース3名がこの部屋にいました。

 

いよいよ始まるのか・・・と、意気込んでいる私をよそに、執刀医は話し続ける。

 

あんぐり「痛みはあんまり出ないはずだから、一応痛み止め処方するけど、痛かったら市販の痛み止め飲むんだよー」

あんぐり「術後の経過面談の前に、ドレーン抜くので病院来ると思うけど、術後3週間くらい経ったら会えるからねー」

 

と、他にも本当に色々お話しされてたと思うのだけど、全く覚えてない!笑

 

左胸の全摘とリンパ節郭清なので、まずは右腕を取られて、固定された。

右腕には、血圧測定用の機械がつながりました。

 

次に左腕を取られて、こっちでは麻酔医が驚異の速さで点滴ラインを確保しようとバッチンバッチン腕を叩かれる。笑 この時ラインを取る手にも局所麻酔してくれるので、ライン取りに痛みは感じず。

 

まさに、十字架に張りつけになったような形になります、絵的には。

 

その間、おじさんナースは、近くで寄り添って励ましてくれていましたニコニコ

 

そのおじさんナースが、酸素マスクを持った瞬間、力の強さに驚く凝視

 

ウインク「これはただの酸素ですからねー。息を大きく吸ってー!吐いてー!」

 

これを数回繰り返すのですが、おっさん腕力強っ!!そんな酸素強要するんか?!と思いつつ、そこで麻酔医が「薬入れてきまーす」の合図。お、薬って点滴で入れられるのかな・・・と考えている内に、意識を失いました。

 

後で母と話してたんですが、麻酔ってやっぱりマスクから来るんですよね??

でも、「これから毒ガス入りまーす」とか言ったら、みんな怖がるからそこ有耶無耶にするんですかね??これは日本もカナダも共通なのかもしれない。と笑いました。

 

次回は、術後の様子についてお話しさせてください。

 

Love,

Sheep羊