ヒトノフリミテとあるところに 都合の悪いことは隠蔽して 逆らう人は逮捕して粛清して 貧窮する国民を騙して抑圧して税を搾り取って武器を作る国がありました。 「自分たちの国は世界一の素晴らしい国だ」 そう喧伝していました。 みんなはそれが虚勢であることも、事実は酷い有様であることもわかっていましたし 笑ったりあきれ返ったりして、相手にしませんでした。 相手にする価値がなかったからです。 むかしむかしのお話です。 きっと、どこか知らない国のお話です。