テレビで新学期特集をやっていました。

そこで、この国屈指のアニメーション専門学校(大学)が出てきました。

あっ。

3男の行きたかった学校だ。

彼は高校卒業後の進路を絞ってゆく過程で、

美術の中でもアニメーション、3Dの分野に傾倒していました。

そして、そこを目指すなら、

国際的にも定評のあるその学校しかないと考えたようでした。

3男の頭の中では、

「その道」に進むためには、

「最高と呼ばれる」場所へ行かなければ

意味がないということだったのだと思います。

まさに、完璧の道を目指していました。

 

けれど現実は厳しいものでした。

私立なので膨大な学費がかかり、それだけでなく、

そこへ通うとなったら、住居、食費、交通費など

すべて賄えなくてはなりません。

兄の2男はすでに、

国立の高等職業学校の道に進んでいて、

基本的に学費はかかりません。

あとは、住居や食事を何とか切り盛りするので、

休みには本人もアルバイトをしていました。

けれど、私立の美術学校は勝手が違います。

掛かりの桁が。

父親は養育費だって払わず、

「支払い能力のない」人らしいので話になりません。

かわいい3男のために何とかしたいとは思っても、

私一人では どうすることもできません。

 

志望校が見え始めた今年になって

3男とは具体的にいろいろ話をしました。

「私立はどう考えても、可能性が見えないよ」

最初から私の見解は彼に伝えました。

とはいえ美術系には数は少ないけれど公立があって、

内容は直接3男のやりたい事に結びつかないかもしれないけれど、

通いながら、アニメーションの分野への道を探る。

それが賢明な方向かなと

私は漠然と感じはじめていました。

けれど3男は 反発して不満を露わにしていました。

どうしても その学校でなくてはならないというのです。

 

(長くなるのでつづきます)