仏の手 | ストローカータトゥー横浜の舞台裏

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KANですドクロ

ストローカーのホームページにある手のイラスト。

元になったのは、実はコレです↓


タイの市場で見つけた置物。

なぜか一目惚れしてしまい、日本に持って帰ってきたのです。

肉厚な手の平と細い指、柔らかなラインがお気に入りキラキラ

...で、この手の意味はなんでしょう?

阿弥陀如来は極楽浄土から迎えに来るとき、

人間の能力や信仰の度合い、生前の功徳によって、

九つの段階に分けるそうです。

それぞれ印(手の形)が違い、

これを九品の印相(くぼんのいんそう)と言います。

まず両手を置く位置で三種類。

両手を足の上に置くのが上品(じょうぼん)、
両手を胸の前に置くのが中品(ちゅうぼん)、
右手を肩の前に置き、左手は下方に垂らすのが下品(げぼん)。

そして輪を作る指の違いで三種類。

親指と人差し指で輪を作るのが上生(じょうしょう)、
親指と中指で輪を作るのが中生(ちゅうしょう)、
親指と薬指で輪を作るのが下生(げしょう)。

ストローカーのこの手は、中品上生ということになりますね。

戒律を守り、人々のために仏教を学び修行した者だそうです。

なんだか難しい話になってきたぞあせる

まあ、ウンチクはさておき、

自分の心にズシンときた、この仏の手。

普段は棚の上に少々ホコリをかぶり、ラジコンカーの横で

いつもポーズを決めていますパー

彫師にとって手は命。

なんだか無関係には感じられない、そんな手です。

決して信仰深くない自分には、

そっとオッケ~...と言っている風に見えるのは

自分だけでしょうか(笑)

たまには綺麗に拭いてあげないとバチ当たりそうです。。。



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