画狂老人卍(まんじ) | ストローカータトゥー横浜の舞台裏

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KANですドクロ

オフじゃぁなかったのですが、絶対見たかった展覧会メラメラ

江戸東京博物館「北斎」ヨーロッパを魅了した江戸の絵師

葛飾北斎の特別展!

1/27(日)までの開催なので、なんとか見たいっ目

今日、念願が叶いました。。。


彫師にとって、北斎はやっぱり特別な存在。

ありとあらゆるモチーフをエネルギッシュに描き、

繊細で大胆な構図で、影響を受ける彫師も少なくないでしょう。

有名な冨嶽三十六景(富士山に大波がザブーン波ね...笑)も展示。

ハマってしまいました北斎ワールドキラキラ

実物はホントに凄い汗

前半はフランス・オランダに渡った北斎や北斎工房(弟子達)の肉筆風俗画が展示されていました。

いやいや、驚きました。

ほとんどがコピー用紙A3くらいのサイズなのですが、とにかく描写が細かいサーチ

しかもタッチが写実的&西洋風。。。着物の文様なんか1ミリ以下の作業なのでしょう...。

北斎の新たな一面にひたすらため息DASH!



「東海道五十三次」といえば、歌川広重ですが、

北斎も描いていたのですね。鑑賞。。。

そして富士山をテーマにした「冨嶽三十六景」。

藍色が素晴らしく印象的で、

レプリカを買おうと意気込んでいたのですが、

実物を見てしまったら、買う気が失せてしまいましたガーン

発色やインパクトが全然違う...(-。-;)...

ほとんどの作品が30cm×40cmくらい。全然大きくないのです目

芸術的なうんちくは専門家に任せるとして、

なんせ、あの細かい描き込みは超人的っすロボット


後半は肉筆画。

人の流れに逆らい、思わず立ち止まって眺めてしまった花和尚(かおしょう)。

1760年生まれの北斎が、これを描いた頃は60~70歳くらいだそう。

なんともハートの熱い爺さんです。

描き終わって、同じ顔してニヤリとしてんな、きっと(笑)

肉筆画は掛け軸や屏風になっているものも多かったので、見応え十分にひひ

刺青のデザインとして、改めて勉強になるものもたくさん。

これらの前で一杯お酒やりたい気分です。。。f^_^;



「やだ、気色悪い...」と足早に通過する方が多い中、

やっと出会えたぜ~待ってましたぁ=の「生首図」↓

晩年83歳の時の作品だそうです。

顔を近づけて、マクロ鑑賞(◎-◎)

う~ん、夢に出てきそう。。。(笑)

春朗・宗理・北斎・辰政・載斗・為一.....

改号は30回以上といわれる江戸浮世絵師。

「私は絵を描く気違いである」と自ら言い放った天才。

上の生首図、画号はなんと!

【画狂老人卍(がきょうろうじんまんじ)】

参った。。。打ちのめされました。。。手裏剣

卍 卍 卍 卍 卍 卍 卍 卍