2月から開始した芝庭の土壌改良作業は4月上旬に完了し、4月22日に新しい芝(姫高麗芝)を張り終えました。

そもそも・・・もともと芝が張ってあったのに何で全部剥がして張り替えをしたか?
といえば…

簡単に言うと、水はけの悪い粘土質土壌を改良したかったからです。。

細かいこと言ったら色々あるんですが、単純に芝の生育に適した土壌に改良したいと思ったからなんです。。

「バックホウでもなきゃ…一人でやるのは無茶」

「30㎝も掘ったら暗渠菅でも入れないと」

「剥がした芝や、石や残土をどう処分する?」

「造園屋に頼んだほうが早いし、その後も楽」

様々。

しかし、一人でやると決めたらやる。

結果的に約3ヶ月近くはかかりましたが・・。

今回は、その経過をまとめてみました。

2月初め
既存の芝剥がし→土の掘り返し

主に使用した資材は4本備中鍬、ジョレン、スコップ、アメリカンレーキ、角型篩。


掘った土を篩にかけると粘土の塊や大きい石だけが篩から落ちずに残ります。
それらはすべて土嚢袋に。。


4月7日
篩がけしたフカフカの土に改良材を投入

改良材①バーク堆肥

改良材②籾殻くん炭

改良材③ゼオライト

改良材投入完了。


備中鍬でしっかりと深く攪拌します。


攪拌後はトンボやレーキを使って平らに整地します。

この時、いかに凸凹なく平らにするかがその後の行程に大きく影響します。

フカフカの土のまま平らにしただけだと歩いた時に深く凹んでしまうので、12㎜厚コンパネで踏み固めて転圧していきます。

あまりカチカチには固めずに…

↓芝張り直前の床土

4月22日
つくばの芝農家へ。
友人の弟さんの建築会社から4tダンプをお借りし、切り出し間もない姫高麗芝(つくば姫)2ロール1束(0.91㎡分)を50束購入しました。

切り出した後の圃場

姫高麗芝"つくば姫"50束


いよいよ芝張りです。
隙間を開けずに張る"ベタ張り"で張りました。
1㎝くらい隙間を開けながら張る"目地張り"が良いとの意見もあるようですが…。どちらが正しいはないみたいです。


張る前には土にたっぷり散水して根が張りやすい状態にしてから張ります。張り終えた後は再びコンパネで転圧していきます。この転圧は芝の根がきちんと土に活着できるようにする為、重要な作業になります。
転圧をしたら目砂(川砂)を全面に散布します。この目砂散布もその後の生育において重要。


張り込み完了後はたっぷり散水し、芝の葉と葉の間に目砂を落としていきます。。
乾燥予防と活着促しの為、たっぷり水を与えます。ホースからダイレクトにどぼどぼ水を出すと良いかもしれません。

そして、最後の大仕事、剥がした芝や石など、土嚢袋70袋以上の処理です。例えば産業廃棄物処理業者に依頼したらいくら位になるかわかりませんが、1袋400円くらいしちゃうんでしょうか…。
土嚢袋ひとつひとつ4tダンプに積み込み、荷台でバサッーと中身を開け処分場まで運びました。。そして、ダンプアップで一気にザーっと落としていきます。


芝の生育に適した環境は、陽当たり・風通し・水はけの良い土が重要条件とされています。
陽当たりと風通しはどうにもならないとしても、時間はかかっても水はけが良い土に改良することは可能です。
バーク堆肥、炭、ゼオライトを投入することで通気性、排水性、保肥性、保水性の高い土壌にすることが出来ました。
本職の方から見たら、?な行程作業もあるかもしれませんが…。

趣味の領域ではありますが、これからも芝ライフを楽しんでいければ良いと思っています。