退院から1年以上が過ぎ、今はもうほとんど杖をつかずに持って歩いたり、信号を小走りで渡るようになったりできるようになり、ずっと書いてきたように積極的にあちこち歩いていることもあり、いろんな所で知り合いや介護関係や医療関係など、様々な方に見られていて声を掛けられることも多くなってきた。
特に介護をされているご家族や介護士さん、理学療法士さんに杖を持って普通に歩いているので聞かれることも多い。
やはり麻痺や後遺症でなかなか回復しない方を診られている人には何をしているのかと質問を受けることがある。
あくまでも実体験者としてお話させて頂くのは、良くなった、治ったように周りには見えても本人的には、それはその日だけ一時的なものに過ぎないことも多い。
普通に健康な方は、歩けたら次の日も歩ける感覚でも本人は翌日はちょっと違っていて足がすくんでいたり、怖いと思ったりすることも多いのである。
3歩進んで2歩下がり3歩進んで3歩進み・・・で一か月かかって、ふと気が付くと1歩は確実に進んでいることに気が付くくらいの感じなのである。
私は、入院中に理学療法士さんに退院してリハビリを始めるとなかなか回復しなくなってくるよ。
維持期(生活期)になるとなかなか良くならなくなってそこで止まってしまう人が多いと聞いていた。
退院して近所を杖をついて歩きだした時に最初の1ヶ月は2~3歩歩くと一回は杖をつくという感じでふらつきがなかなか良くなる実感がなかった。
しかし、1ヶ月くらいしたある日同じように歩いていて、ふと杖の回数が少し減っていることに気が付き、そういうことかとわかりそれからは、数値的に回復度をなんとなくでも把握しようと考えた。
・A~Bの間で何回くらい杖をつくか
・A~Bの間で何回ふらつくか、ふらついたら何cmくらいはみ出すか
・階段を上がる時に何回手摺を持つか
・しんどい、休みたいと思うまで、どれくらい歩けるようになったか
など
そして、安全第一だが、できる範囲で少しずつ難しいことをしていくことである。
同じように杖をついて歩くのでも、小股でちょこちょこ歩くのではなく、1cmでも2cmでも歩幅を広げて歩く。
同じ歩幅でも杖をできるだけつかないように歩くなど
そして、なかなか数値的に良くならない時は、他のリハビリ方法を考えたりして、少しでも効果が早くでるようなリハビリ方法を模索している。
家族が付き添ってくれたりするのは、非常にありがたいが、なかなか回復しないので、本人的には申し訳なくて、情けなくて、もういいわだと諦めてしまうのである。
ただ歩く練習ではなく、人が少ない時にリハビリがてらに買い物に行くとか、花見に行ってみるとか一緒にリハビリを楽しめることをするのも良いと思う。