入院10日目、手のリハビリは、集中して手を伸ばす時は、あまり彷徨わずに目的物に近づけることができる。
しかし、何気なく手を伸ばそうとするとまだかなり彷徨う。左手で慎重に物を持とうとすると逆に物を左の方へ払い飛ばしそうになってしまう。
小さい薬を摘まんだり、水の入ったコップを持つ時は、まだまだ右手でないと取れない。

足のリハビリは、歩行器を使っての歩行はかなり慣れてきて、普通にゆっくり歩くくらいの速度で歩けるようになった。
ちょっとした物を避けて歩くこともできるようになった。
この日は、難度を上げて、歩行器を置いて階段の上り下りをしてみようということになり、手摺を持って上がってみようとする。
が、足は上の段に置いたが、今までの感じで体を持ち上げることができない。まさしく「ヨイショ!」と声をかけるように力を入れて
体を持ち上げる。なんとか体は持ち上がるが、一瞬の片脚立ちでふらつく。さらに頭を激しく揺すぶられたようにフラフラする。
手摺を持つ手に体重を預けながら、ふらつかないように上り下りする。
わずか10段程度の上り下りで足も頭もフラフラになった。
本当にこれまで何気なくできていたことが、頭でしっかり動きを考えて、意識を集中しないと動かせないのに驚くばかりだ。
ベッドの上と歩行器での歩行で頭をほとんど振らなかったので気が付かなかったが、ちょっと頭を揺らしただけで
立ってるのが辛いほど頭がフラフラするとは思いもしなかった。

かろうじて意識障害や記憶障害はなく、いろいろ覚えているし、考えることもできるし、判断もできる。
運動機能、味覚、感覚の狂いがあって、記憶や意識に異常がないのは、この先にちょっと不安があるが・・・
今現在、頭に大した後遺症はでていない。昨年の夏場にちょっと物忘れした時期があったが・・・
この先はどうなるか?まだいろいろ後遺症が出てきているので不安ではある。