TMS入院ではもちろんPT(理学療法士)とOT(作業療法士)によるリハビリもやっている。リハビリ入院なので日曜日以外は毎日リハビリをやっている。TMS自体は手指や上肢を動かす個所に照射しているが、リハビリ自体はOTとPTの両方をやってもらえる。あくまで私見だが、TMS入院で効果が出ているであろうことは、TMS自体よりも毎日リハビリをやることじゃないかと思うこともある。要はリハビリ合宿ができるのだ。高校生などがスポーツ合宿をするのに似ている。毎日リハビリするのは回復期病院に入院しているときも同等だが、回復期病院に入院しているときは、リハビリのメカニズムを理解していないままやっていたので、今になって不都合が出ているのに気が付いた。
急性期病院や回復期病院に入院しているときは、まず動かすことが前提になっていて動きの効率を気にしてなかったし、病院のPTやOTもそこには言及していなかった。当時は手でボールなどを掴むときには、気合をいれて全力だったし、腕を頭上に上げるにしても、とりあえず腕を上げることができるように頑張っていた。
実際はボールを掴むのに全力をつかうことなんてないし、腕を上げるのに頑張る必要はない。多分、私のやっていたリハビリは、脳梗塞の後遺症用ではなく、足や手を怪我した人用だったんだろうと思う。例えばプロスポーツ選手のリハビリはテレビで見る限りすごい一生懸命に努力しているように映っているが、脳梗塞の後遺症のリハビリなんてテレビで見たことはなかった。
今、改めてリハビリしていると不要に力が入ってしまっているのに気が付く。実は以前も気が付いていたのかもしれないが、自分の思い通りに腕や足を動かすのに、力を入れる以外に思いついていなかったのである。
とりあえずこのTMS入院では腕を動かすときに肩に力を入れて力まないことに注力したい。腕を水平に(机に着くなど)して、十センチ程度上げるだけの動作である。ただそれだけの動作のために、今までは肩に力が入って動いていた。まず肩に力を入れないように意識しないといけない。要は集中して力を入れない意識である。
とりあえず数回の練習ではなんとなく出来ているが、要は無意識にできないといけない。難しいのは無意識の動作である。