TMS入院はリハビリ以外はいたって暇である。朝は六時に起床し、夜は九時に消灯になる。TMSとリハビリで一日のうち五時間使うので、それ以外はフリーになる。とはいえ、外出できるわけではないので、ほぼ二週間は病院内のみで過ごすことになる。
脳梗塞後遺症のためのリハビリは汗をかくまでやってはいけないし、重い負荷をかけての筋力トレーニングもあまり勧められない。汗をかくまでやったり重い負荷をかけてトレーニングすると痙縮が酷くなってしまう。つまり意図的に痙縮になるようなことは痙縮を改善しようとしてリハビリすることと逆になってしまうことだ。リハビリは関節を軽い負荷で動かすのが良いのだろう。脳梗塞後遺症の麻痺の改善はあくまで関節の動きを良くすることであり、筋肉の太さではないからだ。これはスポーツ選手がケガなどからの復帰のためにやるリハビリとは違うことになる。このあたりは健常者には理解しにくいらしい。テレビなどでのリハビリというとケガからの復活などがテーマになりやすいからだ。
さてリハビリ以外はベッドにいることが多いが、テーブルやテレビのある共用エリアにはテレビが放映してあるので本を読むのに集中できない。以下、入院中に読んだ本である。いや、正確には入院中は途中までしか読めなかった。
老化を病気と定義し、その病気である老化をできるだけ遅くして健康寿命を長くしたり寿命を延ばすことを遺伝子の観点から説明している。寿命が動物によって違うなら、その動物の寿命遺伝子の働きを解明すれば人間の寿命も延びるはずだということである。非常に西洋医学的な考えに基づいている。私はそんなに長くは生きたくはないが、気持ちや体の負担にならない程度で健康寿命は長い方が良い。他人にも負担を迷惑をかけるのは望んでいないからだ。
脳梗塞になってから旅行に行くようになり、旅行先で日本の歴史を感じたいと思うようになり、歴史なら神社だろうということで神社に参拝することに興味を持ち始めた。ただ、歴史を感じるだけなので参拝はしても御朱印集めには興味はないし、お寺に行くのも興味がない。この本は簡潔に古い神社の紹介を写真付きで説明しており、今後の観光に参考になる。

