こんにちは。冷え性改善コンサル、健康運動指導士の藤江です。

今回のテーマは「おしりの冷え」についてです。

おしりが冷えると「太りやすい」「痩せにくい」身体になってしまうことをご存知ですか。
おしりの筋肉は腰回りの深層の筋群と繋がってるため、おしりが冷えることによって骨盤底筋群などの女性機能にも影響を及ぼしがちです。

「おしりの冷え」がなぜ「太りやすい・痩せにくい身体」につながるのか。
またその冷えを解消するために有効な方法をお伝えします。


◆おしりの冷えには2タイプある!

おしりの冷えは下記のような2タイプに分類することが出来ます。

①.おしり及び股関節の筋肉量や柔軟性の低下による「筋肉が原因による冷え」
②.お尻まわりの保温がきちんと出来ていないことによる「保温不足による冷え」

というように身体の「内側と外側」にそれぞれ原因があります。

①.筋肉が原因による冷えとは

おしりを含めた股関節周りの筋肉量が低下すること、またその筋肉の柔軟性が低下することがおしり冷えの原因に繋がります。
おしりの筋肉は人間の身体の筋肉で一番大きく、最大の力を発揮することが可能であり、代謝と密接に関係しているのです。


ではおしりの役目とは、

・身体を垂直方向に安定して立たせる
おしりの筋肉が強い人はずっと立っていても全然疲れません。長時間立てる方は太りにくい身体なのです。

・衝撃を吸収する
膝や腰の関節の負担を軽減し、どんなに動いてもケガをしない身体になります。

・バランスコントロール
バランス力が非常に関係しているためウォーキングやランニングがスムーズに長時間行うことが可能となります。そのため消費カロリーも高値安定で太りにくい身体づくりに貢献しています。

というように、おしりの筋肉は、太りにくく痩せやすい身体づくりになくてはならない筋肉なのです。
そのため筋量が低下すると、立っていることが辛くなり、活動量が低下することで、脂肪は燃焼されにくくなってしまいます。


おしりの筋肉はそれ自体、維持するために熱を発生しつづけています。
だから筋量が多い人ほど、おしりの筋肉は冷えにくく、「太りにくい、痩せやすい身体になっていくということなのです。

また、おしりの筋肉と同様に重要なのが骨盤の前側にあります。
「腸腰筋(ちょうようきん)」といわれる筋肉。
この腸腰筋はおしりの筋肉のスイッチを入れる筋肉とも言われ、その役目は

・骨盤を前傾させる
背中からおしりにかけての綺麗なカーブラインを作ります。

・ももを水平以上に引き上げる
脚が楽に上がるようになるので、歩幅は大きくなり、消費カロリーアップに繋がります。

・身体を垂直方向に支える
おしりの筋肉と協力して、綺麗な姿勢で立ち続けることを可能とします。
長時間立ち続けることが可能となるため、基礎代謝量アップに貢献します。


そして更に、今からご紹介する筋肉の柔軟性が低くなると、おしりの筋肉や腸腰筋の発達を低下させ、「太りやすく、痩せにくい身体のスイッチをON」にしてしまいます。
その筋肉の名前は「梨状筋(りじょうきん)」。
この筋肉の柔軟性を常に維持アップさせることは、とても重要なのです。おしりを触ったときに冷たく感じるときは、おしりの筋肉や腸腰筋の筋肉が減少しているというサインでもあります。


②.保温不足による冷えとは?

保温不足による冷えとは、外気温などの環境変化に応じて、おしりの保温が十分に行われていないことに原因があります。
適切な保温が行われないことにより、おしりの冷えが進行し、代謝を低下させてしまいます。

例えばこんな方は要注意です。

●冬場、湯船に入らず、ほとんどシャワーだけで済ませる方。
●長時間、保温性のないイスに座り続けることが多い方。

おしりの表面は皮下脂肪で覆われています。
その中に筋肉が存在するため、表面の脂肪が冷やされると、中の筋肉まで冷やされ代謝ダウンが引き起こされます。
そのためおしりの表面の温度を下げないことも、代謝を下げない方法の1つなのです。


◆おしりの筋肉と腸腰筋を活性化させて代謝アップさせよう

おしりの筋肉や腸腰筋をしっかりと活性化させることは「太りにくく、痩せやすい身体づくり」にダイレクトに繋がります。
ここで4つのおしりのエクササイズを紹介します。簡単でどこでも出来るのが特徴です。

いつやるのが効果的かというと、それは「睡眠前」です。
なぜなら寝る前にこれらの筋肉を活性化させることで、筋肉の温度が上昇し、寝ているときも代謝がアップします。
大切なことは自分の出来る範囲で続けること。無理に4種目全部やらなくても大丈夫。とりあえずやれるエクササイズから始めてみてくださいね。


◆おしりの筋肉と腸腰筋を活性エクササイズ

エクササイズ①
腸腰筋を活性化させる

四つん這いの姿勢をとり、腰を軽く反った状態でおしりを後ろに下げます。
その際に脚の付け根の部分を意識して曲げるようにすると、腸腰筋が活性化します。そして元の位置に戻ります。この前後の動きを30回繰り返します。

ポイントはおしりを下げたとき、腰の反り感が最初と変わらないようにキープし続けることです。首に力が入りやすいので、首の力を抜いて行ってみてください。


エクササイズ②
梨状筋の柔軟性を高めて代謝をアップ

片方の脚の膝を90度に曲げて、その脚のモモの外側とおしりを床につける。
逆の脚は後方に伸ばしておく。
その後、胸を張ったまま上半身を前方に倒す。
おしりの中の方が伸びている感じがあれば、梨状筋が正しくストレッチされています。

片脚30秒ずつを1セットとし、目標は3セットです。

ポイントは出来るだけ前脚の膝の角度を90度にキープすることですが、きつい場合は、膝の角度は楽な位置から始めてみてください。


エクササイズ③
おしりの筋肉全体を活性化させ代謝をアップ

片方の脚に体重を載せ、前脚の膝を軽く曲げ、おしりを突き出すように上体を少し前方に倒す。その後、後ろ脚を空中にわずかに浮かす。

30秒間キープし、左右行って1セット。
それを3セット行う。

ポイントは上体を少しだけ傾けること。おしりの突き出しを意識して行うことです。


エクササイズ④
おしりの筋肉と腸腰筋を同時に活性化させ代謝をアップ

片脚立ちを行い、もう片方の脚のももが床と平行になるまで持ち上げる。
そのももを更に上に小さく30回上げる。
左右行って1セットとし3セット行います。
その際に背中は常に真っ直ぐキープし、床に着いている足で床をしっかり押し続ける。

ポイントはモモの高さを水平より絶対に下げないこと、そして軸足はしっかりと床を押して固定すること。
床を押している足がおしりの筋肉、足の上げ下げ側が腸腰筋です。同時に使うことで歩行の際に大股でしっかりと歩けるようになり、消費カロリーもアップです。