第二次世界大戦のとき、なぜ、戦争に反対しなかったかと、子供の頃、親に聞いたことがある。
反対するも何も、そんな雰囲気はないし、だれも日本が負けるとは思わなかった、と親は言った。
でも、空襲が始まったら、変だと思わなかった? と聞くと、確かにだんだんあやしくなってきたな、と思った、と言う。でも、そうなってからではもう遅い。結局、原爆を落とされ、どうにもならなくなって、天皇陛下の御聖断によってでしか、戦争を終えることができなかったわけで、時の政治家や軍の首脳部ではもう手に負えなくなっていたわけだ。それは歴史が語っている。誰かが何とかしてくれるのではないか、何とかなるのではないか、と思っていたのだろうか。戦争が始まってすぐ、今からでも遅くない、すぐにやめろ、と言った人たちはいる。でも、そういう声も、歴史が流れの前にはかき消されてしまうのだろう。
そういう歴史の教訓を忘れてはならない、といつも思う。