ATPツアーファイナルズに先立って、現在行われている、
NEXT G E N ツアーファイナルズ
要は22歳以下の次世代のホープ8人で争う、
NEXT GEN の為のヤング版ツアーファイナルズ。
これ、去年から始まったのだけど、
今年のこの大会で、ATP は試験的に新しいルールを導入した。
通常のツアーのルールと違うところは、
1セットは4ゲーム先取の5セットマッチ。
1ゲームは4ポイントだが、デュースはなく、
3ー3になったら次のポイントを取った方がゲームを取る、「ディサイディング・ポイント」制。
ゲームカウントが3ー3になったらタイブレーク。
と、現行のルールからすると大きな変更。
目的は、試合時間をいたずらに長くしないでスピーディな進行を促進する。
試合展開を今よりスリリングなものにする。
ということだけど。。。
これはどうでしょうね。
長く現行のルールに慣れている僕なんかは、試合を早く進めればいいというものじゃないと思う。
グランドスラムでも、ウィンブルドンでは、今まで最終セットはタイブレークなしで、どちらかが2ゲームの差をつけるまで、だったのを、超ロングマッチを避けるために最終セットが12ー12になったらタイブレーク、と長年の伝統をついに変更することになった。
要はテニス界全体が、試合のスピードアップの方向に動いていて、確かに大会運営側にとっては好都合だ。試合のスケジュールが今までより的確に読める。
でも、選手は? 観客は?
まだ NEXT GEN の選手たちの反応はあまり入っていないが、精神的にも戦術的にもかなり違うものになる、と言っている。
それはそうだ。6ゲームから4ゲームも大きいし、デュースなしも大きい。
この新ルールが実際に導入されるかどうかはまだ未定のようだが、
個人的には従来どおりでいいんだけどな。
それとも、実際に変更されてそれに慣れたらまた新しい魅力を発見するだろうか?
そしてどういう選手に有利に働くのか?
そんなに簡単に結論を出す問題ではないと思う。